2022年7月19日火曜日

大雪山「松仙園(しょうせんえん 1400m)」から「沼ノ平(ぬまのたいら 1450m)」に遊ぶ


7月19日(火) 0330起床 (ーーー)
天気 晴れのち雨
気温 16℃

0330時起床、30分の寝坊ながら昨夕の寄せ鍋の残りにソーメンを入れて「寄せ鍋ソーメン」これがまた旨い、寄せ鍋は完食せず必ず「寄せ鍋ソーメン」を朝食べる。
楽しんで且つ急いで出発し0530時愛山渓温泉着

 大雪山「松仙園(しょうせんえん 1400m)」から「沼ノ平(ぬまのたいら 1450m)」
歩行距離 11.3㎞ 所要時間 5時間03分 総上昇量 414m 移動平均速 3.3㎞(全体平均速 2.1㎞)

0545時 愛山渓温泉登山口発
0607時 松仙園登山口
0710時 松仙園入口
0815時 松仙園四ノ沼
0850時 八島分岐
0910時 沼ノ平半月湖
0920時~0935時 沼ノ平六ノ沼
0956時 八島分岐に戻る
1048時 愛山渓登山口着

今日のコースは、愛山渓温泉登山口から旧林道跡を松仙園登山口へ、このコースは反時計回りと決められており松仙園登山口から松仙園(三ノ沼・二ノ沼・一ノ沼・四ノ沼)とめぐり沼ノ平との八島分岐に上がる。其の儘下るのは如何にも惜しいので沼ノ平まで上がり展望を楽しむ。


旧林道を歩いていると上部の松仙園の台地の上に蒼空が広がり天気は上々である


旧林道は勾配も緩いので至る所ズボズボの泥濘


だからこそのスパイクゴム長靴、この様な泥んこ泥濘の登山道には天下無双である


その泥濘を23分で松仙園登山口着、旧林道を直進の道もあったと云うが今や廃道。
本州も関東以南では中々此処迄の廃道はお目に懸れない。完全に根曲がり竹に覆われて藪漕ぎすら叶わない藪そのものである。


登山口には必ず「熊出没」注意、森に既に入った以上如何に注意するか
山旅仙人は、10分と措かず笛を吹き合わせてホイッスルも鳴らす。周波数の違う音を森に渡らす。「クマに聞こえていない筈はない、行くぞ此れから!」と警告しているつもり。恐らくこの手で「積丹岳」では山頂近くまで追い上げて回避、幌尻岳では吹きっぱなしで上がった窪みで濃厚な蜂蜜の様に甘い、甘ったるい、そして獣臭の濃い空気を吸いつつ熊の目線を感じるも回避する。有効な手段だと思わない限り先には進めない。


旧林道から登る登山道は、旧い作業道跡なので勾配は緩い、水路となっているので木道が登る先々に設置されている。


その木道が、周辺の素材を利用した木道なのでそれぞれ特徴があって面白い、皆さんの苦労が分かる


登りあがる樺の森に朝陽が差し込むと緑と白のコントラストが一段と鮮やかになる、朝一番乗りの褒美が静かな森と冷涼な山気そしてこのコントラストである


一時間登ると蒼空の下に高層湿原が姿を現し、今期最も旭岳が近くなる


オオバギボウシが花開いたばかりで淡い紫が陽に透けてこの時ばかりは主役を張る


「愛別岳(あいべつだけ 2113m)・比布岳(ひっぷだけ 2197m)・永山岳(ながやまだけ 2046m)・安足間岳(あんたるまだけ 2200m)・当麻岳(とうまだけ 1967m)」が居並び


そしてその右に「旭岳(あさひだけ 2291m)」が茶色の山肌を見せる


さらに右には「トムラウシ山(とむらうしやま 2141m)」と南に繋がる十勝連峰が見える




沼にオオバギボウシと云う組み合わせが今の妙


そして三ノ沼?


否これが二ノ沼?


やはり一番は「松の高層湿原」の妙だろう。


此処迄静寂且つ枯れた松の庭は時間しか創れない
歩く脇には「花?」「オトギリソウ?」・・・?


松仙園を更に登ると今見た沼?が下方に見える。見ていない「一ノ沼?」



松の生える湿原、低く高くうねる湿原では同定は難しい

登りあがる登山道、足元を見ながら登っていると、未だ青さを保った「クマの糞」がどっかり、今朝早々じゃないのでほっとするも更に笛の音は高く鳴る。


松仙園巡り反時計回りで最後に現れる「四つ沼」は主役である。此処迄蒼空を写されると文句の言いようは無い。この高さにこの沼、そして蒼空と碧い湖面云う事は無い


木道を歩く先には「安足間岳(あんたるまだけ 2200m)」が見える絶好の景色、こう見えたら好いなあと思った通りだから嬉しい。


ワタスゲが好い


バイケイソウは此れから満開


アオノツガザクラとチングルマのコンビは最高


コザクラは相変らず儚そうなのに華やかさは一番だ



そして負けじとサクラソウは風に揺れてアピールする


ミヤマリンドウだけが唯一青い色を草むらの奥に隠すが青の鮮やかさは隠せない


松仙園から反時計回りに行き着く先が、沼ノ平への「八島分岐」、ゲートが設けられ時計回りの侵入が禁止されている


10年前に下った沼ノ平は残雪たっぷりで「高層湿原」の様相は皆無だった、今日このまま下るのは如何にも惜しいので「沼ノ平(六ノ沼)」まで上がる


途中の「半月湖」と「五ノ沼」の湖面は現実の沼の面とは思われない青さ、天気上々は此処迄演出するのだ。


そして「沼の浮島」が何とも高層庭園を演出する、脇役から主役にならんとしている


それにしても、天気上々で且つ風静か静穏は此処迄天の青さを写す、登って遊ばないと見ること叶わずである


登り上がった「六ノ沼」が、「愛別岳(あいべつだけ 2113m)・比布岳(ひっぷだけ 2197m)・永山岳(ながやまだけ 2046m)・安足間岳(あんたるまだけ 2200m)・当麻岳(とうまだけ 1967m)」の逆さの山頂を湖面に写す。


そして、さらに右に「旭岳(あさひだけ 2291m)」の山頂を湖面に移す。


「当間乗越」だろうと軽く見る勿れ、「六ノ沼」とセットの「当間乗越」は映える、負けていない、悠々である。


青い空と白い残雪、蒼い沼と高層の湿原、天気上々登ってみないと分からない


木道の脇の湿原に目を凝らすと「モウセンゴケ」


笹薮に目をやると「エゾカンゾウ」


そんな油断は大敵の岩ゴロゴロのハイマツのトンネルを潜り、泥濘を下る事一時間下った先に峰から落ちる沢がある


この沢がまた好い、岩を洗う冷たい雪解け水とそれをものともしない水芭蕉の逞しさ、楚々とした水芭蕉の面影を投げ打っ棄っている。


実に高層湿原一帯は逞しい


2 件のコメント:

  1. ぬの にんに2022年7月26日 7:22

    おはようございます。
    きっちりと晴れると本当に気持ちち良いですね。
    写真を見るだけで気持ちが良くなる。
    今年も災害対応で資格試験を受けられず、受験料を捨ててしまいました。この職場でこのポジションなら仕方ないかもしれない。
    来年受ける気持ちになれるか?わからない。気合い入れ直さないとです。

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  2. そういう皆さんの悩みも知らず高層湿原に遊んでいます。時間と季節と高度と緯度が何百年もかかって作り出した自然に遊んでいます。百年単位で考えても短すぎる、百年が10回でも此処迄の自然を創り上げるには足りないかも知れません。今を、今年を、そして来年、などと思い悩む勿れと言っているのかも知れません。思い新たに、明日もあるさ!

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