2017年4月12日水曜日

「子持山(こもちやま・1296.4m)」



4月12日(水) 0400起床 (143/95)
天気 晴れ
気温 9℃


夜明け前、北の上越国境稜線方向は黒く厚い雲が流れている
明るくなるのを暫く待って「子持山(こもちやま・1296.4m)」を眺める
新たに雪を被った様子はないので出発する


「子持山(こもちやま・1296.4m)」
歩行距離 9.3㎞ 所要時間 5時間00分 総上昇量 815m 移動平均速 3.8㎞(全体平均速 1.9㎞)

0617時 林道駐車場発
0623時 通行止めバリケード
0650時 獅子岩・子持山登山口
0737時 尾根
0809時 獅子岩
0852時 柳木ヶ峰(やなぎがみね)
0922時~0942時 「子持山(こもちやま・1296.4m)」山頂
0958時 柳木ヶ峰(やなぎがみね)
1016時 大タルミ
1044時 作業道終点
1053時 獅子岩・子持山登山口
1112時 通行止めバリケード
1117時 林道駐車場着 

林道は3号橋手前で通行止め、落石、路面流出が7号橋まで続く
登山口まで1.5㎞の災害林道を登る
登山口駐車場と登山口は無事である
右手登山道を獅子岩から子持山に登り、周回して左手林道を下りて来る








獅子岩へ屏風岩の基部を登って荒れた沢に入る、丁寧に置かれたテープを拾って沢を詰め上がる
杉の植林された沢を抜けると、沢の上部の灌木林帯に入る










朝日を受けて白く光る灌木が美しい
天気が回復して青空が広がる、しかし北西からの風は強い、汗をかいた体には気持ちが良い風ではある








稜線の岩稜を登る













案内板に従って、獅子岩へ登るが、あまり気持ちの良いものではない












獅子岩に掛かっていたのは「鎖梯子」
ブラブラである
















「鎖梯子」を登ると「鎖」が二本下がっている
その先に石柱が天を衝いていた
この鎖の取付点が低い、鎖を離して岩の手掛かり足掛かりを見つけないと石柱まで辿り着けない
鎖を掴んで石柱を見上げて到達点とする








ルートに戻って稜線を上がって振り返ると獅子が立っていた











山体下部は杉の植林地であるが、稜線の両側の急斜面に広がる灌木は実に美しい
雪が解けて厚く積もった落ち葉に陽が注ぎ、幹が白く輝く様は、山の春はこれだと思う










「子持山(こもちやま・1296.4m)」周回ルートの結節点が柳木ヶ峰(やなぎがみね)、案内板が設置されている










「子持山(こもちやま・1296.4m)」へは、この結節点から岩稜を往復する














急峻な岩稜をロープや灌木につかまりながら登ると、最後に太いロープが下がっている


















これを登りきると「子持山(こもちやま・1296.4m)」山頂である












上越国境稜線は、雪雲で隠れているが、右から左へ袈裟丸山から皇海山そして白根山の稜線が辛うじて見える
今日この時点で上越国境稜線は雪である








下りながら見る登ってきた左手の獅子岩ルート、下りる右手の尾根の先に、渋川市街が広がりその先に利根川が運んだ関東平野が霞んでいる










柳木ヶ峰(やなぎがみね)から下る尾根斜面はとんでもない急斜面でロープが張ってある
転げ落ちそうな斜面を慎重に下る傍に、群馬県警の「下り事故多発」の看板が掛かっていた

















登山口へ分岐する「大タルミ」に至ると勾配は緩み、案内板が立っている

















緊張から解放されて、のんびり下ると「明るい沢」になる
山に登ると「この明るさ」の中に居るのがうれしい


沢を下ると林道終点に出る。
この林道も災害林道で至る所落石、路肩決壊、路面流出である




昨日の反省から、「スパイク長くつ」で周回した
が、今日は登山靴でも充分であった
とてもファミリールートではない、
ルートはテープを拾えば問題はないが、緊張すべきところはしっかり緊張である






帰りに「子授け・安産」の守護神「子持神社」に詣でる













万葉歌碑の説明がある、往古の土地である











「白井温泉・こもちの湯」でアキレス腱を労わり、その足で溜まった山装束を洗濯する
明日の準備も整った
山中で先行者と暫し談笑、山のあれこれを話し「山旅三昧」を紹介する
楽しんで貰えれば幸い。

4 件のコメント:

  1. ブログ少し拝見しました。今日子持山でお会いした者です。初心者ですので、いろいろ参考にさせて頂きます。また何処かの山でお会い出来たら嬉しいです。😃

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  2. 2012年から辿って貰うと商いかも知れません。が、何せ文章が一人勝手につき読み辛いかも知れません。ご容赦ください。ルート解説はガイド本に任せて「山の印象」「山の様子」「守られた山の有り様」「その山の豊かさ」を伝えたくて頑張っている次第です。山で出会った山大好きの方々にこの「山旅三昧」を無理押し紹介しながら登っています。何時か何処かの山で再会できることを楽しみにしています。

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  3. おはようございます。
    今回も鎖とロープの技術と気力の山登り。
    とても、私どもには手が届かない。
    下りのコメントは少ないですが、相当な体幹がないと下りも怖いと感じでおります。

    週末は冬型から一気に夏日に!桜の花🌸を半袖で見る変な感じになりそうです。

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  4. 緊張を解くということが非常に難しい山に入っています。単純な急斜面であっても厚く落ちが覆った一歩はいつも以上の緊張です。まだ山馴れしていない体と足、アキレスには相当に堪えます。が、その緊張解すのも山だから、山って大したものです。体重のぐんぐん落ちて今や62㎏台、漸く山旅の入り口には立ったみたいです。鹿児島ははぬくぬくでしょうが、群馬は冷えます。まだまだ登山口への道が開かない山がたすうです。じっくり待つしかないような!!!。

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