4月14日(金) 0430起床 (111/79)
天気 晴れ
気温 -1℃
今日は、吾妻八景(あがつまはっけい)の二峰「岩櫃山(いわびつやま・802.6m)」と「嵩山(たけやま・789m)」を登る
「岩櫃山(いわびつやま・802.6m)」
歩行距離 3.4㎞ 所要時間 2時間13分 総上昇量 240m 移動平均速 2.7㎞(全体平均速 1・5㎞)
0645時 登山口駐車場発
0710時 岩櫃城本丸跡
0740時 沢ルート合流
0807時~0815時 「岩櫃山(いわびつやま・802.6m)」山頂
0837時 沢ルート合流点
0857時 登山口駐車場着
山の高さに似合わない50台は停まろうかという舗装された駐車場に到着する
「歴史を秘めた山」の意味が漸く分かった
大河ドラマ「真田丸上州」の拠点であった
岩櫃城址の謂れ
岩櫃城本丸跡の案内書きをじっくり読みに掛かる
この由来に、遥か戦国の時代のこの地の激動が想像されると同時に、今も変わらぬ山々に不思議な気持ちがする
案内書きを読み進めるので遅々として高度は上がらない
戦国の世に思いを馳せながら登っていると、岩稜に鎖の場面に出会う
これが現実で、事故らないように慎重に一歩一歩を進める
幾つも岩稜を越した先に「岩峰」が突然姿を現した
「岩櫃山(いわびつやま・802.6m)」山頂である
下がっている二本の鎖を掴んで、岩峰基部から慎重にかつ適度の緊張を保って登る
狭い岩峰の山頂から浅間山がくっきりである
そして、今日は更に「谷川岳」の雪嶺が近くなった
白根山が白い、まだまだ冬の様相である
先週登っていた西上州の山越しに「妙義山」の「のこぎりの稜線」が霞んで見える
800mの山頂とは思えない全方位の展望に感動である
山は高さではない、登ってみないと分からない
下りは、これまでの緊張を解くべく沢ルートを下る
「歴史を秘めた山」に「その歴史を見続けた山達」を加えてほしい
「嵩山(たけやま・789m)」
歩行距離 3.5㎞ 所要時間 1時間47分 総上昇量 348m 移動平均速 2.8㎞(全体平均速 1.8㎞)
0956時 「道の駅 霊山たけやま」表登山口発
1036時 小天狗
1040時 御城の平(本丸跡)
1050時 烏帽子岩撤退
1100時 五郎岩
1110時 御城の平(本丸跡)
1120時 大天狗「嵩山(たけやま・789m)」山頂
1129時 御城の平(本丸跡)
1143時 「道の駅 霊山たけやま」表登山口着岩櫃山駐車場から8㎞走って、「嵩山(たけやま・789m)」の登山口である「道の駅 霊山たけやま」に着く。たった8㎞の範囲に二つの山それも「吾妻八景の二山」が有ることに驚く
再びフル装備のザックを担いで「嵩山(たけやま・789m)」の周回に出発する
ここでも「嵩山城」を記した案内板に足が止まる
確かに大河ドラマの舞台であったのだ
暫く登るとこのような看板が立ててある
急坂に喘ぎ喘ぎ登っているこの地点が「スカイツリー」だと思うと気持ちが軽くなる
楽しいお知らせ板に感謝である
このお知らせ板を見てすぐ、後ろから登ってきた登山者にビックリ、昨日十二ヶ岳の下りでお話をした本人である
今朝がたブログのコメントを読んだばかり
「どうして?」と聞くと
「非番で連休になり、体力作りを兼ねてのパトロール」と仰る
暫し、山のあれこれを語りながら稜線に上がりつく
九州の大学でワンゲル部、東北の震災では「川内」の消防と隣であったとか。
地元の消防士であった、爽やかな青年と二日続けて合って気分は爽快、歴史の一コマがわが身に起こる。きっと、またいつか日本の山の何処かで巡り合う事だろう。これだから山は楽しいのだ。山に出会わせて貰ったのかも知れない
稜線を左に歩くと「小天狗」の岩場、「谷川岳」が益々近くなってきた
折返し稜線を戻ると「大天狗」基部が「御城の平(本丸跡)」
71体の石仏に囲まれて「秘話伝説の霊山」の理が記されている
歴史は無残、無慈悲でもあるである
烏帽子岩に向かい登ろうと基部に立つも、余の峻険さに撤退、今回は安全第一、無理は禁物、アキレスに負担はかけないが基調である
更に歩いた先の五郎岩から右の「小天狗」から左の「大天狗」の稜線が一望
そして、さらに「谷川岳」が近くなる
行き会うスニカー履きの皆さんには、「フル装備のザック」と「山刀腰に下げた私」は奇人変人に見えるらしく、しげしげと胡散臭く話しかけることも憚れるようである。行き会った皆さん「登ってみないと分からない精神」で御免なさいであった
「大天狗」の岩場には、一本の長い鎖が下がっている
一歩、一歩慎重に鎖を掴んで上る、緊張を保ち慎重の上にも慎重にが今のこの期は最重要の課題である。決して緩まないことが非常に難しい
大天狗「嵩山(たけやま・789m)」山頂には、霊山の印が青空を突き抜けていた
地元皆さんのこの山「嵩山(たけやま・789m)」に懸ける思いが、ずんと心に染みる
こんなに愛され親しまれ、大事にされている山なのだとあらためて実感する
「だから登ってみないと分からない」山は確かに高さではないし、山頂でもない
山頂の石祠越しに上越国境の雪嶺がまた見事である
下る道にもう一つの「霊山の印(弥勒穴)」が記されていた
ここ暫く、急峻な山の狭く細い岩稜、屹立する岩峰から解放されない厳しい山行が続いている
集中を欠かず、足元に最大の注意を払い、且つ何時もの通り山と正対することを、改めて実行しつつの山行である
山に入って二週間、漸く山と向き合えるようになった
こんばんは
返信削除またしても鎖で岩峰登り。登れば素晴らしい景色。
本日ほ二山も登り、二週間山登りの成果も見えてリズムも良くなってきているようですね。
天気も良く、これから梅雨までどれくらい登れるかが鍵ですね。
山トレの成果は、アキレス腱の確実な復調です。だたし、「伸びるきる」だけ伸びなければならないアキレスには冷や冷やします。まだまだ「本物の山躰」には程遠いものの、五感、六感、の切れは少し戻っているような気がする。
返信削除群馬県内諸所の通行止め県道が、4月22日頃に解放される
楽しみにしている山に入れる。
再会に嬉しさを感じた瞬間、山の新たな魅力を感じました。ありがとうございました。
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