2017年4月25日火曜日

2017年4月25日 「岩菅山(いわすげやま・2295.0m)」



4月25日(火) 0245起床 (---)
天気 晴れのち曇り
気温 10℃


昨日、本白根山から見た大迫力の雪の峰「岩菅山」が目に焼き付いている
足休めの翌日ではあるが、ロングランに挑戦である


歩行距離 15㎞ 所要時間 7時間53分 総上昇量 1128m 移動平均速 2.8㎞(全体平均速 1.9km)


0455時 志賀高原「高天ヶ原スキー場」発
0536時 東館山ゴンドラ上駅
0612時 寺子屋スキー場リフト上駅
0634時 赤石山分岐
0830時 岩菅山山頂直下急斜面基部
0908時~0925時 「岩菅山(いわすげやま・2295.0m)」
0940時 岩菅山山頂直下急斜面基部
1142時 赤石山分岐
1205時 寺子屋スキー場リフト上駅
1228時 東館山ゴンドラ上駅
1248時 志賀高原「高天ヶ原スキー場」着


夜が明けたばかりのスキー場を、黙々と登る。
二つのスキー場を登り上がらないと登山口に辿り着けない
一段目の高天ヶ原スキー場の上部にザック姿で登る人影発見
今日は二人旅かと少し気持ちも落ち着く








二段目寺子屋スキー場を登る
人影無し、相当な山達者らしいと思いきや、先行者の姿が突然消え、今日は独り歩きらしい











朝日を背から受けて、随分近くなった「北アルプス」の山々をカメラに収める











まだ登山口にも辿り着かないというのに「岩菅山(いわすげやま・2295.0m)」は遥かに遠い














赤石山分岐の標識がある「金山沢の頭」、此処から尾根歩きが始まる











雪庇の上を、それも出来るだけ尾根に近いところを歩くので小さな起伏が足に堪える














「岩菅山(いわすげやま・2295.0m)」はなかなか近づかない。
尾根の小さなピークの乗越が幾つも出てくる。
距離も長いけれどこの乗越も時間がかかる理由なのだ









「岩菅山(いわすげやま・2295.0m)」山頂基部から見上げる急斜面のルートを探す
右から左稜線上部の樹林へ左斜上して、折り返しながら、左斜面主体に頂上へ登るルートとする




取り付いてみると「圧倒的雪の急斜面」である
腐り始めた雪にアイゼンをしっかり効かせて登る
「カモシカ」も同じルートを選択したらしく、その足跡は頂上へ向かっている
それも「昨夜」乃至「今朝」の足跡である。頂上に何か良いことが待っていたのだろう






登り上がると「大きな石碑」が待っていた。
昭和の初め「秩父宮・妃殿下」の登頂記念碑である。
約80年前の「岩菅山(いわすげやま・2295.0m)」の自然は、信じられないくらい深く静かであったことだろう。
先行者の姿が消え、一人登ってきた残雪の「岩菅山(いわすげやま・2295.0m)」は、静寂そのものである。この時期に登らないと得られない音一つない世界である





「展望を誇る志賀高原の主峰」そのものの展望が360度恣である
本白根山とその山群









遥かに連なる「北アルプス」が、北から南まで一望
風がない穏やかな山頂で久しぶりにゆっくりする
そ、れでも気温は低いので汗をかいた体は急速に冷える










山頂から下りて、尾根を戻りつつ振り向いた「岩菅山(いわすげやま・2295.0m)」が遠くなった
一日坪足で歩き通しだが、何回か踏み抜くも特に問題はない。残雪は締まっているから有難い







行く時には気が付かなかったけれど、「雪洞一泊」もいたらしい
二三日前の雪洞だが、今でも立派に使える。スコップさえあればこの時期は雪洞が一番である
ザックにはスコップを一丁入れているので、何時でも雪洞はOKである






麓では「リンゴの花」が盛り、雪と花を今日は一度に楽しんだ


温泉で足を労り次の山、北信五岳「斑尾山」に向かう 
 予報通り雨が降り出した
明日は沈殿、コインランドリーの一日である

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    それにしてもこちらとは別世界、ホントに日本ですか??
    日本列島は南北に長く、高度もあるのでいろんな季節をどうじに味わう季節がありますね。
    多分太陽も雪の光を浴びて、日焼けされていることと思います。
    身体もだいぶ絞れたことと思いますね。
    次は体重や体脂肪の変遷も聞きたいとこほです。
    本当の帰還はいつ頃でしょうか

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  2. この山はハードです、へとへとになります。山中雪洞一泊が正解です。ビールにお酒、焼酎を持っていけば、満点を埋め尽くす星のした最高の夜を過ごせるでしょう。そうすればよかった。この時期の山は「完璧な静寂」です。風がないので雪を踏む音だけが「音」そして「音楽」なのです。此れがへとへとだけれど一歩が出る理由かもしれません

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