2018年7月10日火曜日
「志賀山(しがやま 2035.5m)」に登る
7月10日(火) 0400起床 (---)
天気 晴れ(山はガス)
気温 15℃
志賀山は、志賀高原のど真ん中に位置する、6月初めまで雪が残る豪雪の山である。その志賀山周囲に池が点在する、中でも四十八池と大沼池は池巡りのメインコースで遊歩道が整備され、今日も小学生が百人単位でガイドと歩いている
「志賀山(しがやま 2035.5m)」
歩行距離 10.3㎞ 所要時間 3時間47分 総上昇量 361m 移動平均速 4.1㎞(全体平均速 2.7㎞)
0600時 硯川発
0615時 前山サマーリフト頂上駅
0621時 木戸池コース分岐
0641時 志賀山分岐
0727時~0732時 「志賀山(しがやま 2035.5m)」山頂
0756時~0809時 「裏志賀山・志賀神社」
0828時 大沼池分岐
0828時~0850時 「四十八池高層湿原」
0907時 志賀山分岐
0924時 木戸池コース分岐
0926時 前山サマーリフト頂上駅
0947時 硯川着
0600時では、前山サマーリフトは動かない。荒れた場内道路をリフト頂上駅に向けて登る
15分で頂上駅、既にこの前山頂上周辺で湿原の様相である
頂上駅から遊歩道が、「四十八池」経由「大沼池」へ延びる
頂上駅から2分で「渋池」、たっぷりを水を湛え池の周囲にはハイ松が生えている
標高1800mで池の周りにハイ松だから驚く
池脇に「案内板」が立ち、概念図の中に遊歩道から登山道まで色分け、池の名称がそれぞれ明記され、志賀高原のど真ん中の力の入れようを思い知る
遊歩道が樺や栂の原生林の中を伸びる事にも驚く、ここまで贅沢な遊歩道はこれまで経験がない
遊歩道から志賀山へルートが分岐する
途端に、急坂、岩ゴロゴロ、笹が被る登山道に変わる
遊歩道と登山道の色分けの意味が良く分かる
おまけに洗堀された根っこ道も随所だから、高度差はないとは云え大勢に踏み込まれては二進も三進も行かないかも知れない
山頂下まで上がると直下に森に覆われるように隠された池が見える
「案内板」には「お釜池」とある、山頂直下この高さで水を満々の池は不思議である。
山頂はガスの中、展望は皆無、時折ガスの切れ間に「裏志賀山」が見える
山頂から「裏志賀山」へ下るとガスが切れて鞍部右手に又もや池が現れる
志賀高原のど真ん中の志賀山山中だから、驚きもこの程度で済んでいる。これが人跡まれな山中であれば、暫く動けないかも知れない。手垢が付いている様子が全く伺われないのが素晴らしい。
「裏志賀山」の稜線に上がると、真下に「四十八池高層湿原」と木道が見える
まるで箱庭である
更に稜線を進むと「裏志賀山」の直下に「蒼々」とした「大沼池」が半分だけ見える
稜線突端の「裏志賀山(うらしがやま 2037m)・志賀神社」にお参りする
その先行き止まりの稜線からみる「大沼池」の湖面の「蒼」が素晴らしい
よくぞ志賀高原のど真ん中で「この蒼」が残ったものよ、ガスに隠れた岩菅山も一役は買っているのかもしれない
その湖水の色が、この高みから見ていると変化する、白くなったり蒼が増したり、暫く動けず見つめる
「裏志賀山」から「四十八池高層湿原」に下る。多くの訪問者を受け入れる湿原なのだろうが、早朝誰一人いない湿原を貸し切りで堪能する
小さな池から「裏志賀山」を映す大きな池まで、湿原の至る所に散在している
それも一面の平面ではなく、傾斜のある湿原に階段状、段々に池が散在するから面白い
池の生い立ちは、意外と単純なのが不思議に感じる
それにしても、ここに至る遊歩道の両脇のコメツガの原木
その原木の姿態、樹形も歴史そのもの
コメツガ・ダケカンバの大木が林立すればこそ、池めぐりが成立するのだろう
前山サマーリフト頂上駅に戻ると、これからガイドと出発する子供たちが、各々数パーティーの分かれて出発していく
原生の森の中で深く息をしてほしい、きっと心と頭に響くぞ。
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おはようございます。
返信削除本日も一人ですか?梅雨も上がりら今度は暑さと日差しとなら戦いです。
日陰でも風がないと、蒸し暑い。
夏ですから、確かに。
この熱を冬に利用できないのかな?
やはり地熱を利用するしかないのか?
自然と環境はますます厳しくなったきている。
山行スピードが自由自在なので一人旅が良い。と云うとまた怒られるけど。
返信削除気温がそこそこなので汗はかいても「熱射病」まではいかない。景色を思う存分楽しめる。つい一か月前までは雪があったのだから驚くばかり。
涼しい所を渡り歩く夏の山旅もまた楽しである