2018年7月13日金曜日

白馬三山「白馬岳(しろうまだけ 2932.2m)」「杓子岳(しゃくしだけ 2812m)」「白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ 2909.1m)」に登る

運 
7月13日(金) 0130起床 (---)
天気 ガスのち晴れ
気温 15℃

今日のエネルギーの源は、猿倉の駐車場で採取した昨夕の「ミズの塩昆布和え」かも知れない。
此れが中々の美味で参った












白馬三山「白馬岳(しろうまだけ 2932.2m)」「杓子岳(しゃくしだけ 2812m)」「白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ 2909.1m)」

歩行距離 21.3㎞ 所要時間 12時間13分 総上昇量 2719m 移動平均速 3.0㎞(全体平均速 1.7㎞)

0245時 猿倉登山口発
0340時~0345時 白馬尻小屋
0400時~0410時 雪渓取り付き
0555時 雪渓上端
0645時 避難小屋
0738時~0745時 村営白馬岳頂上小屋
0820時~0822時 「白馬岳(しろうまだけ 2932.2m)」山頂
0838時 唐松岳分岐
0950時~0955時 「杓子岳(しゃくしだけ 2812m)」山頂
1040時 「白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ 2909.1m)」手前コブ
1220時 村営白馬岳頂上小屋
1325時 雪渓上端
1355時~1405時 雪渓取り付き
1413時 白馬尻小屋
1458時 猿倉登山口

本日は山行記録までで完敗、ビールにワインが効いて体力の限界です。明日朝きっと投稿します。

*7月14日(土)0453時再開

天気は回復している、山は暗闇の中様子は分からない。
猿倉山荘の登山届ポストに登山届を投入し、ヘッドライトで足元を照らし小道から林道に上がる。林道は、白馬尻小屋の下20分の地点までその先は登山道、白馬尻小屋経由雪渓の取付きまで1時間15分、0400時、漸く写真が一枚。山頂方向雪渓の上部はガスが覆っている




白馬大雪渓の左右は切り立った尾根と急峻な沢が落ち込む、その岸壁と沢から大小の落石がある。













岸壁下と沢側は落石で覆われている。そのため雪渓の略中程にベンガラの登行ルートが記されている、登っている最中は、雪渓上部と左右の岩壁と沢の落石から目が離せない、足元に気を配るわけにはいかないので、最初から12本詰めのアイゼンをつけて登る






雪渓上端で岩場に上がり、岩場を上がり切ると再度上部雪渓をアイゼンを付けて渡る
渡りきると頂上小屋までお花畑を見ながら急な岩道を登る。途中吹き下ろしの強風でバランスを取る余裕も無く転んでしまう。稜線では相当な強風が吹いている。









村営白馬岳頂上小屋が見えてくる














小屋下のお花畑は満開である
稜線に上がると予想を超える強風が吹き抜ける.












ガスで展望は効かないので強風が余計怖い、頂上稜線に立つ白馬山荘を経由して山頂に抜かう。
前後して頂上に向かっていたグループが強風のため引き返す。









その強風をものともせず白馬岳山頂直下の瓦礫の斜面に見事なお花畑が広がる
お見事としか言いようがない













白馬岳山頂はガスの中、展望は皆無、期待した雪倉岳から朝日岳の展望も無し













分岐に戻り唐松岳方向、杓子岳と白馬鑓ヶ岳へ向かうもガスと強風で思うように歩けない
風の強さが一定で無い上に登山道の折り返しによっては、向かい風、横風、後ろからと様々な風に対応しなければならない。








杓子岳の巻き道分岐から頂上へのガレた登りは足元が不安定なので強風が堪える













杓子岳山頂もガスの中、展望は無し、強風が吹き抜けるのみ、途中で出会った登山者は、唐松岳に向かう予定も、ガスと強風で「不帰のキレット」の通過を諦め引き返すと云う。









杓子岳とのコルから急坂と岩場を「白馬鑓ヶ岳」に向かって登る
ガスが切れる様な兆しもあるがガスと強風の状況は変わらない
展望も得られない山頂を諦め山頂手前のコブで三山を終了する








「白馬鑓ヶ岳」から「杓子岳」の巻き道を歩きながら振り返ると、ガスが偶に切れる
漸くガスが切れ始めた、その切れたガスの中にコブの先に「白馬鑓ヶ岳」












その手前に平たい頂上の「杓子岳」















黒部川をはさんだ先には剣沢から剣岳と北方稜線













「雪と岩」の鋭い山頂の「剣岳」が特に目を引く
三の窓の雪渓の大きさと高さが一段際立つ












強風でガスを吹き流す「白馬岳」と小さなテント













遠くなった「杓子岳」と「白馬鑓ヶ岳」














ガスと強風で自在な山行ではなかったものの、ガスが切れて期待した展望が最後に得られた。花を見ながら下山する












暗いうちに通過した「白馬尻小屋」の広場は、明日登る大勢の登山者で賑わっている。
小屋の軒下の雪渓の冷たい水で冷やされたビールが実に旨そうである




5 件のコメント:

  1. ミズ ってのは、野沢菜の事? 12時間ほどうろうろしてたら、ビール・ワイン良く効くだろうね!!

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  2. ミズ。分かった。ウワバミソウ(赤ミズ)、ヤマトキホコリ(青ミズ)。前者はぬめり有り、後者はぬめり無し。どちらもイラクサ科 葉はイラクサそのもの。食べられるとは知らじゃった?!

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  3. *この辺りでは湿った崖下には至る所に生えています。時間があったので採って川を剥いて湯掻き塩昆布で頂きました。シャキシャキした食感と少し残った青臭さが実に宜しいのです。叩くとぬめりが出てまた豆腐ご飯にぴったしと聞きます。青物に出会えるのがこれまた山旅のオマケです。

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  4. お疲れ様です。
    脱水状態からのビールとワインですね。私も金曜日はチームの暑気払いであっという間にノックダウン。
    気がつけば、居間に寝ているではないですか?
    午前中は使い物にならない状態で、、
    弱くなったのか、飲み過ぎなのか?笑笑

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  5. 山で脱水症状になると彼方此方の筋肉が攣りはじめる。その前に水分補給するので大丈夫、問題は下った後。美味しいビールを飲みたいばっかしに、飲みたい水を我慢してビールを飲むと「必ず攣る」。保健師O女子にめちゃくちゃ怒られた。「ビールは利尿剤です」ビールでさらに体内の水分を排除しているから「攣るのは当たり前」だったのです。以降、肝に銘じて飲む前の水分補給です。其れでもビールの美味しさは変わりません。ありがたや、ありがたや

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