3月11日(月) 0430起床 (ーーー)
天気 晴れのち雨
気温 0℃
0613時夜が明けたばかり、漸く世間が見え始めたと思ったら今朝も真っ白な世界が拡がる。気温は0℃、風は南東から強い風が吹くが春磯は凪だと確信する
点検修理をお願いしていたミニ耕運機、朝一番エンジンを掛けるとなんと一発で始動する。「掛かりました」とお断りの電話をして作業開始、鶏糞と牛糞堆肥を撒いてミニ耕運機をゆっくり進ませて丁寧にすき込む。堆肥を入れる入れないでは地力の差は歴然、野菜の出来、生りが違う。
黒マルチを三列不細工ながら張り終わる、此れを張らないと雑草がやりたい放題山旅から帰ると目も当てられない小菜園になる、腰にギシギシガチガチにくるのだがやるしか無い。
旧暦二月二日大潮、干潮が1430時の凪の春磯に行かなければならないから一気に仕上げる
予想通り春磯はべた凪で静穏そのもの、南東の強風が吹いているので沖は時化模様だ。
狙いは春磯の特級品「ギンバサ」、昨年の春は僅か手のひらに載るだけだったのだが、今年は違う春磯にびっしりと付き伸びている。伸びたギンバさを指で摘まみ鋏で根っ子を刈る。
スーパーのポリ袋半分ほど刈る。ぐらぐらに沸かしたたっぷりのお湯でたった30秒湯がき冷たい水で冷やせば食せる。
春磯に竿一本とキビナゴと鶏の砂肝を持って行く。狙いはアラカブ、アラカブの味噌汁を狙っている。キビナゴは一突き、二突きで餌が無くなる、砂肝の餌に変えると一発で掛かる
アラカブとベラを各一尾釣ってお終い、味噌汁には十分である
序でに、春磯の窪みを丁寧に探リ「ヨコゲ」を掻き出す。磯の窪みにぴったし収まっているので採るには少し工夫が要る。白出汁であっさり茹でると貝も美味しいのが、ゆで汁が春磯をまるごと口に入れる味わいで絶品なのである
30秒湯がいた「ギンバサ」、白出汁で炊いた「ヨコゲ」を頂く。
待ってました、春磯
耕運機が活躍してマルチも完成したからいよいよ山旅再開となりますか。磯はいいですね。私は名前もあまり知らないギンバサとかよこげとかうまそうですね。魚は名前の呼び方は違うけど知ってる魚で、これもうまそうですね。羨ましいばかりです。
返信削除春磯の時期の記事が毎年「ギンバサ」なのです。書かずにはおれない「極上の春磯の王者」故です。田舎では「ギンバサ」と云いますが、調べると「ユナ」が正式名称です。磯をまるごと口に入れたような香りと書きますが、好き嫌いがあるらしいと聞いてびっくりです。最高の香りをもったいないと。「ヨコゲ」は田舎の呼び名で正式名称は「エガイ」、白出汁で煮て食していますが、酒蒸し良し潮汁良し最高の安心して春山旅出発です安心して春山旅出発です。
返信削除いやーたまらないですね
返信削除磯の香りがここまできますよ
ムール貝と同じですから本当に美味しいし、お酒に本当にあいますよね
甑島もだんだんとれなくなっていますが、湯田では獲るひとが少ないんでしょうか
また、あらかぶを狙って食べるだけ釣れるのも素晴らしい環境ですね
暮らしの中の季節、味わえるのは「祖父・祖母」と磯で遊んだから、それがなければ今この味を楽しんではいません。今子供や孫にこの美味しさと季節を伝えなければなりませんが、皆忙しくて中々難しい。そろそろ本気で伝えなければと思う日々です。超贅沢な日々を味わってると思っているのです
返信削除