2015年10月31日土曜日

「八溝山(やみぞさん)1022m」山頂をハイクする


10月31日(土) 0400起床 (---)
天気 曇り時々雨
気温 7℃

昨日、「日留賀岳」から下りて、次の山「鶏鳴山(けいめいざん961.4m)」に走っている間に、ふとこう思った。「土日、日光周辺は混むぞ」、となると行かない方が良いに決まっている。
山を変更した。「八溝山(やみぞさん)1022m」、福島、栃木、茨木の三県県境の山
栃木県から茨城県を股に掛けて登ることになりそうだ

「八溝山(やみぞさん)1022m」
コースタイム
0745時 日輪寺駐車場発
0840時~0855時 「八溝山(やみぞさん)1022m」山頂
0915時 日輪寺
0948時 日輪寺駐車場着

昨夜泊の道の駅「那須与一の郷」を0600時前に出発する
「八溝山(1022m)」山頂まで林道が上がっている。
一気に林道を駆け上がり、日輪寺駐車場
案内板には、駐車場から山頂を経由する周回ハイキングコースが案内されていた
五水を巡り日輪寺を経由するコース
五水とはこういう事らしい







ハイキングコースは、旧参道、よく踏まれ大木が残された古道である













五水の一番目「金性水」













五水に二番目「鉄水」















五水の三番目「龍毛水」













五水の四番目「白毛水」














五水の五番目「銀性水」:枯れていますとの案内があった
水戸光圀公も絶賛だったという「五水」、往時を偲ぶには十分だった










旧参道なので「巨木杉」が参道の両脇に立っている。
延々立っているから古色に圧倒される

















頂上に上がる道路に合流して見上げると「八溝嶽神社」の鳥居と社
ちぐはぐ感は否めないが、山頂からの展望は流石に絶景だった












遥か遠く墨絵のような筑波山














山塊の半分が朝陽に当たる日光の山々














那須の平野と那須の山々














日輪寺に下り、ワサビ田を拵えた谷を渡る













一登りで駐車場、二台だった駐車場は、満杯だった
山頂周囲は山が守られ、残された貴重な自然と森を満喫できる
山に登る分には、別なルートも選択できるから贅沢な山だ








「八溝山」(1022m)」から「高笹山(921.5m)」・「大神宮山(746.2m)」を経由「唐竹久保バス停」に至る下りコースもあるらしい
気になったので「八溝山(1022m)」を降りて「大神宮山(746.2m)」の登山口を確認した
林道終点の駐車場は、間伐材が山と積まれ貯木場と化していた
林道から見る「八溝山(1022m)」は、はるかに遠く健脚コースを実感した。
とても挑戦する気など起きません
明日以降は、茨木の山巡りです

2015年10月30日金曜日

男鹿山塊の名峰「日留賀岳(ひるがたけ)1848.8m」に登る


10月30日(金) 0400起床 (134/86)
天気 晴れ
気温 6℃

登山口に向かう途中で「猿」が道を横切る、「猿に注意」の看板を思い出した
道案内の標識に従って登山口駐車場へ













駐車場は農家の庭先、農作業車の車庫の前












登山口は農家の庭を通って家の奥
杉林の入り口には「鳥居」が立っている
「日留賀嶽神社」の鳥居












「日留賀岳(1848.8m)」
歩行距離 16.9㎞ 所要時間 6時間03分 累積標高差(総上昇量) 1340m

コースタイム
0625時 登山口発
0648時 送電線鉄塔林道出会い
0715時 林道終点
0828時 1514m
0937時~0955時 「日留賀岳(1848.8m)」山頂
1042時 1514m
1145時~1155時 林道終点
1213時 送電線鉄塔林道出会い
1228時 登山口着

登山口から一本道を勢いよく登って行くと送電線鉄塔と林道の出会い














出会った林道を右手に、緩い勾配を落石注意の看板を見ながら進む。














林道終点は小広い広場になっている小一時間歩いても高度は上がっていない、ここからも緩く下るから本格的な登りはまだまだ先になる。










カラマツ林に入る、施業の標柱があった
「昭和40年 4ha、11300本」
既に50年、目通り20㎝から35㎝だった

ここからが本格的な登り「腹部の曽根」と呼ばれている










容赦ない急傾斜が、ブナとミズナラの森の中に続く












「腹部の曽根」を登りあがると、ようやく「日留賀岳(1848.8m)」山頂が見えてきた
頂上へ続く稜線のミズナラはだんだん巨木になってくる











山頂直下、長い長い歩きがもうすぐ終わる















山頂には「日留賀岳神社」の社が建っていた
山頂からの展望は見事














南に「高原山」と「日光の山々」














北には山越に遥か遠く「那須の山々」
長い下りを慰めてくれるのはやっぱり原生の森です











「アスナロの森」それも巨木が林立
癒されますなー

















さらに下り1100mから1000mラインは黄葉



















見事なブナの紅葉の中「黄色く染まりながら」下っていきます

















林道終点から見上げる「日留賀岳(1848.8m)」は、遥かに遠く高くなっていた



 

2015年10月29日木曜日

「富士山(ふじやま)1184.1m」(塩原自然研究路)を歩く


10月29日(木) 0500起床 (180/84)
天気 ガスのち晴れ
気温 10℃

明日は晴れると思って寝たので、夜半起きて車の外に出たら雨が降っていたのには驚いた。
早起き早出と算段していたので残念だった。
0500時起きて、車外に出ると雨は今止んだばかり。
予定していた「日留賀岳(ひるがたけ)1848.8m」は、先送り。
昼からは晴れるという予想だけれど、きっと山はガスの中だ
予定を変更「日本初の自然研究路」を歩くことにする。
その研究路の中の「富士山(ふじやま)1184.1m」を登り、大沼を巡る

「富士山(1184.1m)」と「大沼周回」
歩行距離 5.2㎞ 所要時間 1時間37分 累積標高差(総上昇量) 226m

コースタイム
0800時 大沼休憩舎登山口発
0830時~0835時 「富士山(1184.1m)」山頂
0900時 大沼休憩舎登山口着
0937時 大沼周回、大沼休憩舎登山口着

大沼休憩舎登山口の駐車場には、既に二台の車が停まっていた















この自然研究路は、昭和33年、日本で最初に整備された「自然研究路」として有名らしい。
全長7㎞あまりの観察路のうち、「富士山(1184.1m)」を往復して大沼を周回する良い所取りの歩きである。









「自然研究路」は、ジグザグに観察路が設定され勾配も程々周囲の森を眺めながら登る作りとなっている













しかし、途中には岩ゴロゴロの登りとかもあって簡単ではない。苔むした大岩、小岩を越えながら登るので、こけないように、滑らないように一歩一歩が慎重になる。











「富士山(1184.1m)」山頂直下、山頂周囲が素晴らしい原生林だった
山頂直下はこれまでの登りの森とは「一変」大木林立の原生林に変わる。














そして山頂も原生林の中、鬱蒼とした森、こんな山頂は知らない。展望はなくとも気にならない
すぐ傍に、日本屈指の温泉地が展開するなど想像すらできない山頂の原生振り












その山頂は、「ネズコ」の森である。「ネズコ」(ヒノキ科)らしいが、ヒノキ、ヒバ、クロベ、アスナロ何が何だか分からなくなってきた。















「富士山(1184.1m)」山頂から、岩ゴロゴロの研究路を足を捻らないよう、挫かない様に慎重に下山し、「大沼湖畔」の研究路、地道と木道が整備された研究路をめぐる











大沼から見る「富士山(1184.1m)」は、実にこじんまりと端正、その姿に似合わない大木、巨木の原生の山とはとても想像できない。たった30分登るだけで其の悠久に浸れる贅沢、流石である。











この研究路の悠久の不思議を、説明する案内板があった
「釈迦ヶ岳」と「」大佐飛山の高度と比較した案内である











それぞれの高度の特徴的木々も案内している
この研究路を取り巻く森は、「冷温帯林」とある
このように学術的に説明されると「納得」成程そう云う事かとなる
休憩舎駐車場に帰りつこと10数台の車、いよいよ関東圏に入ったなという実感だった








今日の温泉は、「簡保の湯・塩原(600円)」












(その後)

コンビニのお姉さんに教えてもらった「コインランドリー」に10数㎞下って済ませ、再び戻った「塩原温泉」で、一人のおじいさんが声をかけてきた
「昨夜も居たけど?」
「山登ってます、北海道から下り始めて4年目」
「全部かい!、そんな人見ないねー、あんたが初めて」
「今日も登ってきました。温泉は簡保の湯」 
「金払ったのかい、すぐそこ(紅葉の湯)はタダ、この18年間無料温泉探し、お金払って入ったことない」
「明日、日留賀岳登ったら入らせてもらいます」
いやはや、すごい猛者がいます。
18年間に比べまだ4年目、足元にも及ばない。
まだまだです。
仙人などとは云っておれません。未熟者を実感します。

2015年10月28日水曜日

「弥太郎山(1392m)」に登る


10月28日(水) 0500起床 (142/88)
天気 曇りのち晴れ
気温 14℃、

前線が通過した。朝方既に雨は上がっていた。
アメダス画面では雨が残りそう。しばらく様子を見る
お昼に向けて厚い雲も解消しそうなので、「手軽に楽しめる静かな山」と紹介されている「弥太郎山(1392m)」に登る

「弥太郎山(1392m)」
歩行距離 6.5㎞ 所要時間 2時間15分 累積標高差(総上昇量) 410m

コースタイム
0815時 登山口発
0835時 9合鉄等分岐
0850時 8号鉄塔
0917時 7号鉄塔
0920時~0937時 「弥太郎山(1392m)」山頂
1030時 登山口着

鉄塔管理路を兼ねた登山道は、きれいに整備されている。
落ち葉が厚く積もってふかふかの登山道を歩く













朝日を受けた紅葉がキラキラ輝いている




















山頂は灌木で囲まれ、周囲の山は灌木越し、北西風が強く国境稜線の山々はガスの中である。











鉄塔の足の間から「高原山」がくっきり、はっきり、盟主ぶりだ












その右に見えるはずの「日光の山々」はすっぽりガスの中である














今日の温泉は、塩原温泉からさらに奥に入った「奥塩原温泉」
白濁、熱いお湯、飲めるけれどまずい、しかし飲むべしらしい