2016年12月10日土曜日
高隅山系「御岳(1181.6m)」に登る
12月9日(金) 0430起床 (---)
天気 晴れ
気温 5℃
奥さんが鹿屋の娘から子守をお願いされた。ならばその間に「御岳(1181.6m)」で「試し歩き」「試し登り」「試し下り」をする事にした。夜明けの桜島、高隅山から朝日が上がるなか鹿児島湾を渡る。
「御岳(1181.6m)」は、鹿児島県大隅半島、大箆柄岳から横岳への高隅山系縦走路中程、妻岳から派生した尾根にあり権現岳とも呼ばれる。未だ登ったことはない。
岩場がある急な登路とのことなので、アキレス腱を庇いつつ試しつつそろりそろりと登りに掛かる。
「御岳(1181.6m)」
歩行距離 3.69㎞ 所要時間 2時間40分 総上昇量 573m
コースタイム
0950時 テレビ塔下登山口
1013~18時 テレビ塔
1021時 テレビ塔下コル
1050時 八合目水場
1108時 九合目祓川ルート合流
1120~30時 「御岳(1181.6m)」山頂
1144時 八合目水場
1214時 テレビ塔
1230時 テレビ塔下登山口
鹿屋市営「鳴之尾牧場」への道路から分岐する「鳴之尾林道」を登ると登山口の案内板が立っている。登山口に先着二台が駐車、停められないので少し下って駐車する。
登山口からテレビ塔までは、管理用の通路が整備されコンクリートやプラ階段が設置されている
テレビ塔の管理棟が開いており人の声がする、先着二台は機器のメンテナンスの技術者だった。
「お早うございます」と声をかけて登る
テレビ塔から見る山頂への稜線は、岩ごつごつの山稜である
山体は、思った以上に大きく、背後に高隅山系縦走路が黒々と続いている
岩場には、鎖とロープが下がる。しっかり管理された登路である。
九州最南端の鹿児島の山は、照葉樹林の山である。
ピカピカに輝く藪椿に小さな赤い花がついている。
八合目の水場は、涸れておらず一筋の水がパイプから流れていた。豊かな山の証である。
美味しい水である。
九合目で祓川からのルートを合わせると頂上へ緩やかな登りとなる
灌木越しに山頂が見える
山頂は、岩が露出し遮るものなしの全周の展望がある。
今日は、ガスが掛かり遠くは霞で遠望は効かない
それでも広い大隅半島の平野が一望、遠く霞んで佐多岬の山並みが浮かんでいた
テレビ塔経由の山頂への急な尾根が見えた。
強風とガスの山頂をそそくさと下りる
何時ものペースの六割のスピードで登り、下りも慎重に一歩一歩足を使う。
登りでチクッとした痛みがあったものの問題なし。アキレスをピンと張ったり、踵に特別の緊張は強いていない。登山靴を脱いで今日の「試し」が終った。
大成功と云える「試し歩き」「試し登り」「試し下り」であった。
北海道、東北では吹雪、陸別ではマイナス20℃と云うのに、鹿児島では陽射しが明るく、照葉樹の下でたっぷり汗をかく。
雪はめったに降らないから、真冬カンカンの日差しを浴びて登りたい人は、鹿児島や宮崎の照葉樹の山をお奨めする。真冬にこの山登りを楽しまない手はない。
下ると「温泉」は至る所で湧いているし、焼酎の銘柄は数えきれない、六白の黒豚に薩摩の黒牛、マグロに鰤にカンパチに鯛、きびなごの刺身、楽しみは尽きない。
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おはようございます。
返信削除やっぱり抑えきれなかったのですね。下りの方がダメージがありますので、ゆっくりとリハビリをして下さい。無理かな?笑
北海道は雪だといいます。地球はどうなったの?と本当に思います。
夏は台風被害で北海道は苦しみ、更に今度はドカ雪のブリザード。
考えられないですね。
燦々の太陽を浴びながらの登りは、何とも心地よいものでした。足を気遣いながらすろーぺすで登ったのだが、それでも汗びっしょりだった。東北、北海道の吹雪の山とはまた違う冬の山である。山歩きにめどが立ったのは有難い。
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