11月4日(月) 0410起床 (---)
天気 曇りのち晴れ
気温 9℃
「表題:南北朝・新田義貞ゆかりの山城を訪ねる」
「杣山は南越前町にある。北側は岩の断崖で・・・天然の要害であることから、南北朝時代には山城があり・・・。昭和9年、国の史跡として指定を受け、同45年から遺跡を発掘・保存し。歩道の整備を行った。それ以後家族向きのハイキングコースとしてがある」
第三登山口入り口の「花はす公園」に「杣山城址案内図」がある。
「花はす公園」の第三登山口から出発して「杣山山頂 本丸」から「西御殿跡」経由「殿池」「姫穴」を下り台に登山口に下る。山頂の本丸を周回するメインメインコースらしい
「杣山(そまやま 492.1m)」
歩行距離 6.0㎞ 所要時間 3時間47分 総上昇量 343m 移動平均速 3.8㎞(全体平均速 1.5㎞)
0745時 花はす公園駐車場発
0755時 第三登山口
0845時 頂上尾根
0925時~0945時 「杣山(そまやま 492.1m)」本丸跡
1000時 西御殿跡分岐
1118時 第二登山口
1132時 第三登山口着
花はす公園駐車場を出発、ケヤキの背後の岩壁の山が「杣山」、山全体が「杣山城址跡」である
「花はす公園」は、一帯が「花はす」の観察園、水が張った池が幾つも並んでいる
「花はす公園」から杉林に入りしばらく歩くと「登山口」、左手の支尾根に付けられた階段を上がる。一気に頂上尾根に突き上げる支尾根は急坂、右手に「杣山 本丸跡」を見ながら登る
ハイキングコースという紹介の通り「階段」が延々と上へ上へと伸びている
頂上尾根直下で岩場の道に変わる。急崖の岩場の道はハイキングコースの領域を少し超えているような気がする。
上がりついた尾根は広い、歩道の両側に木が生えて急崖の岩壁の上とは思われないので「杞憂」だったかと思ったら
やはり急崖の岩壁の天辺である
慎重に下り、登る
頂上尾根の岩稜の二段の鉄製梯子を上る。下もスッパリ切れた岩壁だからハイキングコースを遥かに超えるコースになる
岩場を慎重に歩く
そこは「犬戻駒返」と石碑が建つ
堀切跡を越えて山頂の本丸跡へ登る
山頂直下は尾根も広く傾斜も緩い
「杣山(そまやま 492.1m)」本丸跡は、広く整地され展望は東西南北に開ける。敵の来襲を見つけるという目的は完璧に果たす
本丸跡には、「杣山の起こり」の石碑
「杣山城址」の石碑
「杣山山頂戦場跡」の3石碑が建っている
「杣山」山頂から西に「ホノケ山(736.8m)」
北に「日野山(ひのさん 794.5m)」が近い
山頂から東に直接下るルートは「東御殿」経由
山頂を越えて進むと「西御殿」経由の下山ルートである。山頂下の堀切跡を過ぎ
「袿掛岩(うちかけいわ)」の石碑には悲劇が綴られている
「袿掛岩(うちかけいわ)」から西に「西御殿跡」その奥に「ホノケ山」が見える
北には「日野山」と山麓の「武生市街地」が見える
「西御殿跡」への下りは、山頂への細尾根の岩場と打って変わって広く岩絡みでも安心して下れる尾根である
「西御殿跡」は大きなブナの木の立つ台地になっている。急崖の岩壁の真上に小広い台地の「西御殿跡」とブナの木立だから不思議且つ感嘆頻りである
此処に「杣山」と「城址」の全景イラストの案内板がある
「本丸」から「東御殿」、「本丸」から「西御殿」へのルートも記されている
「西御殿跡」から「殿池」・「姫穴」を経由したルートで下る
「殿池」は 山頂尾根直下、「よくまあー水が湧くわ!」と感心する
と、下りルートの様子が激変、岩壁を削って造った崖上の下りになる。張られた鎖を握って下る
下った先は、「薄暗く」「岩場から水が滴り落ちる」という湿っぽい岩壁、そこに「姫穴」
石碑に「新田義貞の夫人を隠した」と記されている。
「南北朝 新田義貞ゆかりの山城」ということである
「姫穴」から先の下りも、岩壁の上の細い岩トラバース路に滴り落ちる水滴で苔むしたつるつるの岩場、
設置された鎖は千切れて連続していないから滑落の恐れがある
連れを慎重に誘導して安全地帯まで下って一安心、とてもハイキングルートとは言えない
安全地帯で見つけた案内板に「西御殿跡から殿池・姫穴経由は滑落の恐れあり」と注意書きがある。早く云って呉れと言いたい
それでも無事下山。連れは下りに息が上がって真っ青、頭がくらくらすると云うから492.1mは侮れない。整備したては「ハイキングコース」でも年を経ると彼方此方傷みが来て「バリエーションルート」に変身したということかも。山城跡どころか手ごたえ十分の山だから驚く
出発地点の「そまやま 花はす温泉(650円)」でゆっくり体を温める
連れもようやく一心地らしい
今夜は「南条SA」の「ぷらっとパーク(一般道から利用できる駐車施設)」で久方ぶりの豪華夕飯をいただく
お酒は持参、銘酒「一本義」と「焼酎」、寒い夜をお酒で温まる。
こんにちは
返信削除本日は新大阪から京都に向かう快速の中で拝見。近くにおられるんだなーと思いながらです。
天気が良く、澄み切った空です。
奥様も岩山をガッツリ登られて凄いですね。
山頂からの見晴らしも良く、気持ち良さそうです。運動不足の私ははんや祭りの筋肉痛に参りながら、声も出ないので温存し、会議に臨みます。
懇親会ではまた元気になることでしょう。笑
目がくらみ背筋がぞくぞくするからひたすら上を見て登るしかない。後ろからは叱咤激励の声が飛ぶから必死でしょう。それでも、歴史や、文化や、戦やの声が聞こえるかもしれません。秋の空気と景色を楽しんでます。
返信削除昭和9年文部省が史跡指定というから半端な山じゃない。登ってみると成程と云う要害です。低い、短時間などと侮っていると滑落します。無事下山で何よりです