2019年11月13日水曜日

「多田ヶ岳(ただがたけ 712.0m)」に登る


11月13日(水) 0415起床 (---)
天気 晴れ
気温 6℃

若狭三山の二山目「多田ヶ岳」に登る
野代・妙楽寺からの登山道は、新・分県登山ガイド「福島県の山」の案内と国土地理院2万5千分の一の地形図とも尾根を登るルートである。

「多田ヶ岳(ただがたけ 712.0m)」
歩行距離 9.6㎞ 所要時間 5時間08分 総上昇量 596m 移動平均速 3.8㎞(全体平均速 1.8㎞)

0655時 林道発
0700時 多田ヶ岳(野代コース)登山口発
0752時 支稜
0828時 野代山稜線
0910時 山頂稜線基部
0925時 多田コース分岐
0945時~1015時 「多田ヶ岳(ただがたけ 712.0m)」山頂
1025時 多田コース分岐
1030時 山頂稜線基部
1111時 野代山稜線 
1133時 支稜
1200時 多田ヶ岳(野代コース)登山口
1203時 林道着

「多田ヶ岳」は、入山するに際し了解を得る必要がある、小浜市商工観光課に電話を入れ地元区長さんの連絡先を教えてもらう。区長さんに連絡すると曰く「どうぞ、どうぞ」
看板では、松茸シーズンは入山を遠慮して貰う云う事らしい










林道奥に「多田ヶ岳(野代コース)」の案内板が建ち、沢を花崗岩を切り出した一本橋が架かっている。今や貴重品である











沢の左岸の急斜面を斜上する、沢崖が急な箇所にはフィックスロープを張ってある。
尾根ルートで山頂に登ると思っているので何時何処で尾根に上がるのかと思いながら斜上するが尾根に上がる気配がない。









ルート上には要所に「登山路」と「多田ヶ岳」の案内板がある



















結局、山の案内と地図記載の尾根ルートに合流にするまで1時間33分左岸の急斜面をトラバースし斜上する。

















「野代山」から「山頂」への稜線も尾根歩きではなく山腹をトラバ-スする。











途中の崩壊箇所は、フィックスロープを掴んで大きく高巻く
この稜線のトラバースに要した時間は40分強、尾根歩きよりも消耗が少なく所要時間も大差ないのだろう
登山口から山頂稜線の基部まで尾根歩きはほんの僅か、全線が山腹のトラバース路である







山頂下を稜線左斜面をトラバースして行くと山頂下急斜面で「多田コース」と合流する。










その合流点が倒木で塞がれている
















倒木を避けて直上し合流点からジグを切って山頂へ続くフィックスロープを張った登山道に上がる


















「多田ヶ岳(ただがたけ 712.0m)」山頂は、一部灌木の枝に眺望を阻害されるが展望は360度全開である
若狭湾と小浜市街地を直下に見る。若狭湾から日本海が青く澄み水平線は白く空に溶けている







西には、若狭三山、高浜町の「青葉山」が「若狭富士」をくっきり見せる













東には、湖北の山の先に「伊吹山」が抜けている














若狭湾の北、右に敦賀から越前の山が連なる












「多田ヶ岳(野代ルート)」は、国土地理院二万五千分の一の地形図に記載がない
ルート上に数か所「炭焼き窯跡」がある。炭俵を運び下すには山の斜面をほぼ水平に歩くルートが体力を消耗しない。炭俵搬出ルートの名残かもしれない











地図に記載が無いルートを5時間歩くのは非常に珍しいケースである。


















林道の「イノシシ・シカ防護柵」ゲートを開けて下山する

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    そちらも天気良さそうですね。澄み切った空気に山行き日和ですね。
    ロープが下がっている山々をたくさん見ましたが、本当に皆さん山が大好きなんですね。

    確かに健康的で気持ちもリフレッシュでき、制服感もありこんなに良いことはないと思いますが、、、難しい山々以外はですが。

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  2. 「若狭三山」山もいろいろです。其れで十分なのでしょう。初めて登る山は新鮮そのもの、こう云う心地は山に登ってこそ起きる心地。下で暮らしていると、初めてのことに出会ってもここまで新鮮には受け止めきれない。山では山以外がないからごく自然に向き合うので新鮮さが失われない。だからこそ、いろいろなものが見え始めているのでしょうか。

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