2014年3月13日木曜日

タオルを手に見た「永遠のゼロ」


3月13日
休養日
ワンセグで「ごちそうさん」を見て、コインランドリーへ。
全く朝ドラを見ない自分だったけれど、何のきっかけか、ある時見てから外さず見るようになった。
「おはなはん」以来かも知れない。山旅に出てからもずっとワンセグが入っているので見ている。
おまけに弘前に入っても雪天気で朝早くから出ることが無いので見られる。
いずれにしても、戦前、戦中そういう時代から綿々と続いている暮らしの中に自分が居るんだとお腹にずんと響いている。
コインランドリーを終わって、1100時ワーナー・マイカル・シネマス・弘前に到着
平日とあって空いていた。それでも若い子達が賑やかだった。

ポップコーンとペプシコーラを持ってNo2スクリーンに座る
気持ち的には、見る前から泣いてるからグッとくるセリフのたびにタオルを目に当てる。
セリフの無い場面でも思いが伝わるからまたタオル
家族への思い、妻への思い、戦友への誓い、その度にタオルだった。
原作を読んでいるにも拘らず、監督は何故あの場面を絵にしなかったのかと思ったのは見終わってから。
宮部久蔵の「生きる」との強烈な主張は、重なったな。自分と。
戦時だとか、戦後だとか、高度成長期だとか状況が如何に違おうと、覚悟を決めて生きると云う事は、何を為すために生きるかと云う事に責任を負う事だ。
山で失った友二人分、自分は曲げず曲がらずやりたいことをやり通すその実現のために迎合せずに絶対生きてやる。
悩んだり、負けそうになったり、逃げたくなったり、もういいだろうと思ったり、そんな時に聞こえるんだなー「ホントにそれでいいのか」。
それでいいと思ってないから、それが聞こえると「じゃーどうするんだ」と叫びたくなったことは幾たびだった。
そんな自分を重ねてみた「永遠のゼロ」
何故この地で、この雪の中、寒くて一人でなんで見てるんだろう。
それが今だったんだろうなと思っている。
友を失って既に40年、この40年をそんな気持ちで生きてきたんだとつくづく思う今日だった。
もう山旅三昧でいいだろうという友二人への問いかけは、今でも続いている。
その分確かに、真面目に、真剣に、山に向かい合っている。
まだ早いぞ、と云われているような気がしながら。

映画館を出て、さて今日は何をツマミに余韻に浸るかと思案。
道の駅「ひろさき」名物
ゴマごはん、ずっと食べたかったけれど今日はこれ










「ピーマン」と「セロリ」
何は置いてもセロリ、大好物。これを食べる度、大事な思い出と一緒だ













「焼肉」
今日までなかなかチャンスが無くて、今回初、美味しい











「日本酒」
弘前産、しっかり車外で冷やして頂いています







今期の山旅、なんか不思議な縁に連なって旅している気がする。
縁を大事にしながら旅を続けようと思っている

2 件のコメント:

  1. ご飯に野菜に肉との炒め物・・・更に冷酒。とにかく素晴らしい。

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  2. 山旅に出ると中々生野菜が難しい。そんな中でもピーマンとセロリは重宝するし旨いから有ったら必ず手にする。パリパリが堪らない

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