2015年5月17日日曜日
大スカイライン・盟主「浅間山(2568m)」に登る
5月17日(日) 0330起床 (---)
天気 快晴
気温 5℃
満天の星空、2000mの登山口は豪華な夜だった。
こんな夜は寝てなんかおれない、早々起きて山行きの準備。
歩ける明るさになったら出発です
「浅間山(2568m)」
歩行距離 16.4㎞ 所要時間 6時間46分 累積標高差1441m
コースタイム
0445時 車坂峠発(中ルート)
0545時 トーミ(遠見)の頭
0615時 浅間山荘ルート合流
0630時 火山センター発
0720時 火口原シェルター
0743時~0806時 前掛山(2524m)山頂
0815時 火口原シェルター
0854時 Jバンド
0932時 仙人岳
1020時 黒斑山
1045時 トーミ(遠見)の頭
1131時 車坂峠着(表ルート)
山行記録
流石に2000mを越えると登山道には雪が出てくる。樹林の中、陽が射さない北斜面はたっぷりの雪が残っている
登って行くと樹林が開けて西が大きく展望できる
北アルプスの峰々の一大展望だった、乗鞍岳から鹿島槍etcまで全貌が一列
奥穂高岳、大キレット、槍ヶ岳はくっきり、指摘できる明瞭さ
山形からここまで下りてきたことを実感した
そして雲海の向うには「富士山」、だんだん大きくなってくる
流石に高いからどこからでも見える山
外輪山からカルデラの中「湯の平」に下りる
草すべりの下りの急峻且つ険阻が、下から見るとなんとやさしい顔をしていること
湯の平を歩いていると浅間山から朝日が差し込んできた。
早起きした人しか見られない山頂の朝日、写真じゃこの程度にしか映らない、伝えられないのが至極残念である
火口丘、浅間山本体への登り、瓦礫の山である、斜行して登る。
火口丘から眺める外輪山は、見た目も荒々しい、火口側は急峻な崖、地肌剥き出し、歴史は始まったばかりだ
火口直下で警告版「入るな」「これ以上近づくな」
見上げると噴煙が上がる、硫黄臭が強い風に乗ってやってくる
今許されているのは「前掛山(2524m)」まで、火口を囲む直近の山頂。
山体が大きいことと、火口が二重の外輪に囲まれてることが山の姿をより一段と大きくしている
火口直近なので「シェルター」が二基設置されていた。御嶽山の噴火以降、蔵王然り、火山活動が一段と活発になっている。火山情報には要注意である
前掛山からの火口本体、浅間山、迫力満点。
振り返ると「外輪山」が衝立の如く迫る、直立の壁で形相は鬼神の如し
火山本峰から下り、この外輪山の登りに掛かる
此れが半端じゃない岩壁登り「Jバンド」と呼ばれている
山用語で「バンド」とは、岩壁を巻く「細い帯」、断崖絶壁の高度感タップリの岩道。
此れが一般ルートだから驚く、普通はとても歩けない。
外輪山を歩きながら振り返る「外輪山」が、これまた迫力満点だから恐れ入る
そして極めつけは、外輪山から眺める「浅間山のスカイライン」の美しさとその大きさ、此れはここだけのものだ
大きく且つ美しい、何度でもいう「大きく」且つ「美しい」
「岩木山」も「岩手山」も大きい。
「浅間山」は、二倍も三倍も大きい。
実に堂々とした「盟主」に相応しい山容だった
その後
朝早かったし「日曜日」などと思ってもいなかったので、外輪山を回り始めて立ち止まって「道譲り」が多くなって、とんでもない日に登ったことに気付いた。
「浅間山」は、百名山で今日は「日曜日」
老若男女、幼稚園児まで、外輪山の一端に登ってくる。流石に火口丘までと云う猛者はこの時間にはいません。と云いたいが「大集団」とすれ違った。1100時寸前まだ外輪山までも登っていないこの集団が、火口丘、浅間山本体に行くらしい。「嘘だろう」。ツアーではこんなこと当たり前なんだろうか。今朝早起きして「0445時発」午前中終了などと云う登山が、もはや「異端」かも知れないなどと思いつつ「無事下山」
下りて見ると「駐車場は満杯」、やっぱり「日曜日」だった
一時帰郷前に「快晴」で、「大きく美しい大火山:浅間山」だったのが嬉しい
明日は「一時帰郷」
九州に向かって一直線
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お疲れ様です。
返信削除雲海の写真に富士山、、。保存されて頂きました。また、今回の山での写真は絞りが効いてすっごく綺麗ですね。どの写真もベストショットですね。
空気が綺麗で、喉から頭に突き抜けるような爽快感が伝わってきますね。
こちらも清々しい気持ちになりました。
ありがとうございます!!
0445時登山口発と云うのが嬉しいじゃないですか。もうこんな時間に登れるようになってます。何時に寝て何時に起きるなど云う定型の一日は忘れました。日の出とともに歩くが今や一番。此れが行動範囲も思考の広がりも、目線の高さも変えてくれています。
返信削除早寝早起き、早飯、早出、大発見だらけです。皆さんもどうぞ。