2015年8月9日日曜日
今期北海道最後の山「乙部岳(1016.6m)」に登る
8月9日(日) 0400起床 (---)
天気 晴れのち曇り
気温 19℃
天気に期待していなかったので「乙部岳(1016.6m)」山頂が見えたのには驚いた。
「ところによってはお昼まで霧」の予想は当っていた、太平洋側は霧・濃霧だったが、霧の高度が低かった。午前中、山頂まで霧が上がってこないことを確信して出発。
所要時間 5時間15分
コースタイム
0645時 尾根コース登山口発
0726時 沢コース連絡路分岐
0730時 九郎神社奥ノ院
0735時 沢コース連絡路分岐
0855時 頂上稜線沢コース合流点
0924時~0945時 「乙部岳(1016.6m)」山頂
1002時 頂上稜線沢コース合流点
1050時 沢コース「沢合流点」
1154時 沢コース登山口着
1200時 尾根コース登山口着
鳥居を潜って杉の植林地を上がっていくと、何時の間にかブナの混淆林に変っている
高度を上げるにつれて次第にブナの森に変って行く
こうなると東北の山を登っている錯覚に陥る
暫くブナの森を歩いていないので、幹の肌や木漏れ日が記憶を蘇らせる
高度が上がって視界が開ける。
最奥の遊楽部岳の手前に「雄鉾岳」が霧の中辛うじて頭を出している
今日は「乙部岳(1016.6m)」に登って正解だった。
乙部岳の登山道は「高速道路」並みの藪払い。今季北海道最後の山が整備が行き届いた快適登山道で有難い。予想だにしない快適登山道に戸惑ってしまう。
西側が開けると「乙部」の町と「日本海」が見える
山から見えると云う事は、下からも毎日山を眺めていると云う事で、「乙部岳(1016.6m)」
は町の皆さんにとっては、大事な山に違いない。
「九郎神社奥ノ院」への登山道の藪払い、清掃が行き届いた「奥の院」、快適登山道の意味が少しわかった。
頂上稜線に登り上げると「観測レーダードーム」が建つ山頂が目前
「乙部岳(1016.6m)」は、深山幽谷登ることも叶わない山ではなく、レーダードームが建つ開かれた山ですが、登ると面白く楽しい山です。
頂上稜線は高度1000mライン、道南と云えどこの高度でハイマツの世界です
本州の森林限界2500m前後のハイマツが、ここ道南では1000mライン、緯度を感じる瞬間です。
一旦下って山頂に登り返す
「乙部岳」の大きな山頂標識と記念撮影、今期北海道最後の山となった「乙部岳」
見事に藪払いされた登山道を快調に登り、まして「ダニ」の心配は皆無、何と恵まれた山に当った事か。
帰路は、沢コースを下る、九郎嶽のコルから一気に沢に下って行く
沢へ急な笹薮をジグザグに下って行く、もしこのコースを登りに取っていたら「この辺りが核心部」だ。息が切れ、暑さにやられ、風は全くなし、展望皆無
と思いきや「岩峰」が建っている。おまけに「チョックストーン」まで
更に下って行くと「ブナ」の木が「実っている」
まだ殻は弾けていない、固く閉じたままだが「豊作」間違いない
今年は「熊」が喜ぶぞ
沢コースも登山道は快適
樹林帯に入ると尚の事「快適登山道」、公園の散策路のようだ
沢に降り立つと空気が一変に変る。
冷涼且つ風を感じる空気だ。
渡渉を何度か繰り返す。
水量が少ない事と今日は渡渉を考えてゴム長靴を履いているので、水の中をジャブジャブ渡る。
此れがまた気持ちが良い、程よくゴム長靴も冷えるので足先まで快適だ
流れの傍には「ギボウシ」
此れがまた渓流に良く似合う
尾根コースでブナの森を堪能
沢コースでは、冷涼な空気と冷たい水を愉しむ
今期、北海道最後の山「乙部岳(1016.6m)」に最高の歓待を受けた。
明日、青森へ
明後日から、また東北の山に復帰です
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こんばんは、Facebookでも見ましたが
返信削除また、東北なんですね。
今回の北海道山旅は短かくてびっくすです。
奥さんの山をのこして、またもや東北地方ですね。
日高で登り残した山は幾つか有るんだけれど、東北がこれまた山また山なので急がなくちゃならない。涼しくなるまで美深とか浜頓別で過ごす策も考えないではなかったけれど、
返信削除どうも山に登らないとモチが上がらない。暑さから逃げないで「挑戦だ!」という訳で南下、東北という訳です。北海道を離れた途端に「洪水」続出、少し現地のことを心配してます。東北、青森も午前一杯が天気安定、午後は雷付きの雨がどこかで降っている様子。
気温は30度に届かないのでまだまし。北海道の山は残しておかないと、怒られます。
良い山を残しているので此れがグッです。