2015年8月17日月曜日

小さな里山「黒森山(273.1m)」、羽州街道の往時を偲ぶ「高寺山(170m)」


8月17日(月) 0400起床 (---)
天気 曇り
気温 19℃

標高660mの「アルパこまくさ」は、風が吹きあがり気温は19℃、快適な朝を迎えた
「秋田駒ヶ岳」は、東から押し寄せるガスが山頂を隠した。
空は曇り、天気が持つのも午前中。
新・分県登山ガイド[改訂版]「秋田県の山」を広げて、登っていない山を探す。
見つけたのは「太平山(古名:黒森山)273.1m」・「高寺山170m」の隣り合う二山
50㎞南下する

「黒森山(273.1m)」:古名「黒森山」と紹介されていたが、現地の案内板には「前黒森山」「黒森山」
太平山は何処にもなかった。

所要時間 59分 歩行距離 4㎞ 累積標高差 205m

コースタイム
0850時 登山口発
0903時 前黒森山228m
0921時 黒森山273.1m
0941時 登山口着

登山口は、「ぬく森温泉ユメリア」と隣り合う。温泉駐車場に停めさせてもらって出発













登山口から砂利が敷かれた車道を歩くのだが夏草が繁茂した藪
藪の中の案内板を見て「前黒森山」へのAコースに入る













見事な夏草藪。蔓に覆われゴム長靴を引っ掛けそうなので足を高く上げて歩を進める。











「前黒森山228m」山頂は切り開かれ














展望は出羽山地と仙北平野が一望だ















此処から尾根に広く切り理開けられ遊歩道Bコースを歩く。













小さなアップダウンを二回で「黒森山273.1m」の分岐、Cコースに合流する













遊歩道脇には、山栗が実を付けている。緑のイガがもう少しで割れるのだろう。秋の気配がする










木立が切れた山頂下は、手すりも半分ほど埋まる夏草、里山は夏草が旺盛だ















「黒森山273.1m」山頂には、「黒森三吉神社」が祀ってある
無線の中継塔がその横に建っていた。その管理道路も兼ねた砂利敷きの道だったらしい










「高寺山170m」

所要時間 35分 歩行距離 1.2㎞ 累積標高差 170m

コースタイム
1017時 前沢登山口発
1035時~1040時 「高寺山170m」山頂
1052時 前沢登山口着

高寺登山口と前沢登山口、登山口が二か所ある。
最初高寺登山口に行ったのだが、寺の境内に入り込んだので、「これは失礼」と前沢登山口へ移動する。
此処も駐車場と云うものは無く、登山口の小広い入口に車を停める
ここも夏草が繁茂、設けてある階段も草の中だ。







ところがその両脇が凄い。巨木、大木、根も露わになった大杉の参道になっている
昨日、白神世界遺産センター「藤里館」で見た、樹齢200年の杉の切株と匹敵、いやそれ以上に大きい。
此れは凄い参道だった。








九州に此れに匹敵する杉がある参道は、「市房岳」の市房神社の参道。市房神社の参道の杉より少し小振りだけれど「大樹」だ。


















しかし、この参道誰も歩いた気配がない。
それはそうだろう、この真夏、気温31度の中歩く物好きはいない。
その分夏草は伸び放題、藪、藪、藪。
登り着いて驚いた










鳥居に山門、山門の左右には木彫の馬が祀ってある
その奥に社殿
馬頭観世音
羽州街道を往来した馬たちは、今の車や電車以上に人や荷物、産物・産品運んでくれるとても大事な神だったのだ。
羽州街道の賑やかな、華やかな往古の盛りが偲ばれる




社殿も歴史を感じさせる
取り囲む杉の木立が高い、杉の枝は疎らに広がる。
年取った杉の様相である
暑くても、虫に刺されても、藪でも、登ってみないと分からない
前沢登山口からの参道は、鳥居の横に登り着いた。
鳥居と山門の正面から登りあがってく参道が「高寺登山口」とすると、前沢登山口からの参道は「裏参道」なのだろうか。

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