2017年7月8日土曜日

黒川鶏冠山(くろかわけいかんざん:1716m)に登る


7月8日(土) 0300起床 (141/87)
天気 晴れ
気温 19℃

道の駅「たばやま」から上流へ13㎞、国道411号の空き地に駐車













国道脇に立つ案内板に従い、橋を渡って対岸の集落の道を奥に進む













登山口の案内板が立っている













黒川鶏冠山(くろかわけいかんざん:1716m)
歩行距離 9.9㎞ 所要時間 3時間30分 総上昇量 532m 移動平均速 4.3㎞(全体平均速 2.6㎞)

0514時 集落奥登山口発
0559時 鶏冠山・横手山峠分岐
0610時 横手山峠・柳沢峠ルート合流
0645時 見晴台分岐
0652時~0700時 見晴台
0704時 見晴台分岐に戻る
0707時 鶏冠山分岐
0721時~0725時 黒川鶏冠山(くろかわけいかんざん:1716m)山頂
0735時 鶏冠山分岐に戻る
0804時~0812時 鶏冠山・横手山峠分岐
0844時 集落奥登山口着

武田氏の金山伝説の山が、「黒川鶏冠山(くろかわけいかんざん:1716m)」である
「甲斐金山遺跡黒川金山」への道が、鶏冠山から分岐している
その山全体が、今は東京都水道局水源林で伐採後の植林地を鹿柵が囲っている









遥か昔から利用された山道は、勾配緩やかに付けられて登りを感じさせない
灌木林の中をゆっくりと登って行く











最初の分岐は、直接「黒川鶏冠山(くろかわけいかんざん:1716m)」に登るルートとの分岐である
横手山峠経由で「黒川鶏冠山(くろかわけいかんざん:1716m)」に向かう












横手山峠まで自然林が続き、二抱えも三抱えもある大木が立つ静かな道である










横手山峠で柳沢峠からのルートが合流する
此処で、「黒川鶏冠山(くろかわけいかんざん:1716m)」への道と「甲斐金山遺跡黒川金山」への道が分かれる
「黒川鶏冠山(くろかわけいかんざん:1716m)」への道は、山腹を緩くトラバースして登って行く
トラバース路は、モミとカラマツの植林地で東京都水道局の植栽記録版が立っている
昭和52年とかの記録も見える、昭和35年の古い記録もある





見晴台分岐の案内に従い

















頂稜を見晴台に向かう













見晴台は、露岩である







北から西方向が大きく開け、「甲武信ヶ岳」が遥かに霞んでいる













「甲武信ヶ岳」と「雲取山」を繋ぐ稜線の中程に「笠取山」が顕著である
奥秩父の山は、谷深く峰を繋いでいる












見晴台分岐から下ること直ぐ、「鶏冠神社」が建つ「黒川鶏冠山(くろかわけいかんざん:1716m)」分岐の案内標識である
此処からも「甲斐金山遺跡黒川金山」に行ける











分岐から山頂まで切れ落ちた岩場の道で、一番の悪場である。
















木の根をしっかり掴んで登ると「鶏冠神社」の小さな社が建つ「黒川鶏冠山(くろかわけいかんざん:1716m)」山頂である。すっぱり切れ落ちた岩壁の上、岩壁の縁なので背筋がゾクッとする










山頂から谷を挟んで向かいに「大菩薩嶺」が、秀麗なピラミッド姿で立つ
思いもよらない姿に山の名前が分からなかった。











静かな山は、明治期、東京市長「尾崎行雄」が、多摩川水源の山々の荒廃を憂い、水源地経営のため水源林事務所を設置し、以降管理に努めた結果生まれたという
登山口民家の玄関先に腰かけていたお爺さん曰く「明治44年だ」、東京都の管理に感心しきりであった。大菩薩嶺にも雲取山にも水道局とあった
今や水源林は、2.2万haを越えるとか、水源施設として管理されているという
「百年を見通す」とは正にこの事、今も出来ない事ではない
「百年」は実に身近にある

3 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    百年は実に身近ですか?人間の生きる限界が約一世紀、色々と繋いで文化など歴史を刻んていくんですね。
    歴史を遡ることで、地形や人々の暮らしを想像できる。そう考えると一回しかない人生をきっちりと繋げなきゃいけないと思うところです。
    自然に対して無力ですが、自然の力を利用することはできる。

    朝早くから計画的に登って、記録して、ブログを書いて、そして飲む。。
    伝わります。ありがとうございます。

    サインや山を管理するのに「チカラ」は、どうすればできるのか?まだ答えが出ませんが、先輩のブログを見ながらじっくり考えたいと思います。

    追伸
    人には言えませんが、血圧高いですよ!笑

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  2. こんばんは
    百年身近、深い言葉です。
    サインや山を管理するの「チカラ」をどうすれば良いのか?まだ答えが見つからない。
    何だか、我が故郷は何かを置き忘れてきている。まちづくり、むらづくり。答えはゆっくり考えます。

    追伸
    人には言えませんが、血圧高いですよ!笑笑

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  3. 時間のスケールで百年は長くない、人間の生きる時間のスケールでは途轍もなく長い。がしかし、今や人生百年の時代が訪れた。私は10年後に75歳になる。百年スケールでは四分の三である。75歳で25年後の世界を描けると思えば、今の山旅等「予行演習」のようなものである。この時間のスケールが、我が町に取り込まれたらきっとこれまでのことが嘘のようにきれいに処理できると思いませんか。

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