2017年7月10日月曜日
乾徳山(けんとくさん・2031m)に登る
7月10日(月) 0300起床 (139/84)
天気 晴れ
気温 16℃
乾徳山は、甲州市塩山にある武田氏の菩提寺恵林寺の山号である
国道の恵林寺案内標識に、「乾徳山 恵林寺」とある
甲州市塩山の恵林寺周辺から見る乾徳山は、キリッと立つピラミダルナ山頂である
登山口の山梨市三富徳和の集落には、20数台は駐車できる登山者用の駐車場がある
この駐車場から林道を歩くこと22分、乾徳山登山口である
乾徳山(けんとくさん・2031m)
歩行距離 14.1㎞ 所要時間 5時間52分 総上昇量 1122m 移動平均速 3.9㎞(全体平均速 2.3㎞)
0510時 三富徳和登山口駐車場発
0532時 乾徳山登山口
0600時 銀晶水
0646時~0655時 錦晶水
0700時 国師ヶ原十字路
0724時 月見岩・道満尾根合流
0815時~0830時 乾徳山(けんとくさん・2031m)山頂
0843時 下山路分岐
0942時 国師ヶ原十字路
0958時 道満尾根
1023時 道満山1314m
1050時 徳和峠登山口
1102時 三富徳和登山口駐車場着
登山口から樹林の中の登山道を延々と登る、展望が無い事と風が無いので辛い登りである
銀晶水を過ぎると岩山の登りに変わる、岩を一個一個越えて行く
斜面の傾斜が緩んだ所に「錦晶水」の水場、細い塩ビパイプの先から水が迸っている
風が無く暑い登りには最高のご馳走である
「錦晶水」の水場から5分で「避難小屋・高原ヒュッテ」の建つ国師ヶ原の十字路である
登りはこの十字路を直進して月見岩に登り上がって山頂へ向かう
下りは、山頂から下りの迂回ルートを使い左からこの十字路に帰って来る
国師ヶ原の十字路から直進すると草原の先に「乾徳山(けんとくさん・2031m)」が見えて来る
頂上に続く稜線上の月見岩で道満尾根から上がってくるルートと合流する
月見岩の先から岩尾根が始まる
此処からが「乾徳山(けんとくさん・2031m)」の核心部である
高さは低いのだが力がいる樹林の中の岩場のクサリ
高度感のある切れ落ちた岩壁にはクサリはない
真っすぐ立った岩場にはクサリ
きりたった広い岩壁には、二本の鎖が下がっている
力任せに強引に登るしかない
更にクサリが下がる岩壁が待っている
頂上へ登る岩壁は、腕力が無いと登れない
腕力ない人には「迂回路」が岩壁右手に付けられている
此処は「迂回路」に行くわけにはいかない。
腕力に任せ、強引に岩角に足を持ちあげて体を引き上げる。
スタンスとなる岩の突起は、永年の登山者の登りで丸く磨り減っている
フラットな岩壁は、クサリが無いと登れない
山頂はこの岩壁の上。
岩がごつごつ立つ狭い山頂である
此処でも富士山とツーショットである
大菩薩嶺、雲取山から甲武信ヶ岳への峰々、金峰山、白根三山が霞みの中微かに見えた
360度の展望は飽きない
土日は、岩場や岸壁は時間待ちだから登りルートは下山には使えない
山頂から先の岩場を、ロープにハシゴ、クサリを使い越える
越えた先に、下山に使う迂回ルートが分岐している
下山のルートと云えど岩場斜面の下りに急なガレバの下りだから気は抜けない
この岩場の下りは、国師ヶ原の「避難小屋・高原ヒュッテ」まで続く
下りで頑張るというのは特別な事である
ところが下りの頑張りはまだまだ続く
国師ヶ原から道満尾根を下山ルートに選んだのだが、この下山ルートが急な上に単調で長い
最後まで下りで頑張らなければならなかった
へとへとで「徳和峠」の登山口に降り立った
今日の最高の褒美は「錦晶水」である
昨日の多摩川源流の水に匹敵する美味しさであった
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こんばんは
返信削除お疲れ様です。
書き込みがないと、同僚から「どうしたの?」と言われる。先輩にブログのファンは私のコメントも呼んでいる方もいる。笑
ところで、今回の山のポイントは、高低差が1100メーター、走行距離は14キロ?とあるそこから、これは急な山だと分かる。所要時間も半端ない。
途中の登りも鎖で腕力だより。。なんておじさんだ!!びっくりです。
下りは流石に楽かと思いきや、登りの方とバッティングするので、迂回ルートですね。またまた、タフなコースでしたね。
とてもとても真似できませんが、登った景色が共有できて嬉しいです。
東北、北海道では人に会う事も無かった山が多かった。ところが此処関東に入ると、曜日関係なしに人に出会う。今日も一番乗りだと登って行って、頭上から「おはようございます」には驚いた。別ルート、標高の高い駐車場から登った登山者だった。油断していた訳では無いけれど、「熊」に出会ったくらい驚いた。関東周辺の山は油断がならない。二百名山と登った後で知ったけれど、二百名山でなければ登る人とって少ないだろう。笛吹川源流の山で金峰山、甲武信ヶ岳、奥秩父の山の展望台、登ってこそ価値のある山である。それも地元に愛されているからこそ価値がある。ここが肝心、要。しかし、登山道は何故あのように付けられたのであろうか。見事の一言につきる付けかただからである。何時もの子ながら「やるなー」と感心しきり
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