2015年7月8日水曜日

朝日連峰「以東岳(1771.4m)」から「寒江山(1694.9m)」にピストン


7月7日(火) 0200起床 (138/88)
天気 ガスのち晴れ
気温 14℃

昨夕、泡滝ダム駐車場に着
明日は天気は安定の晴れ、問題は明後日、そのまま安定なのか崩れるのか
泡滝駐車場では、電波が無いので天気予報を拾えない
そんな心配よりもと、早速明日に備えて一人「栄養会」
たっぷり頂いて、0600時には爆睡

「以東岳(1771.4m)から「寒江山(1694.9m)」を往復
歩行距離 32.4㎞ 所要時間 13時間35分 累積標高差 2368m

コースタイム
0315時 泡滝ダム駐車場発
0411時~0420時 冷水沢吊橋
0444時 七ツ滝沢吊橋
0550時 大島小屋
0619時 東沢
0624時 急登コース取り付き
0830時~0845時 以東岳避難小屋
0850時~0855時 「以東岳(1771.4m)」山頂
1030時 中先峰
1050時~1105時 狐穴小屋 
1207時~1222時 「寒江山(1694.9m)」山頂
1253時~1308時 狐穴小屋
1345時 中先峰
1501時~1510時 「以東岳(1771.4m)」山頂
1514時 以東岳避難小屋
1614時 急登コース取り付き
1619時 東沢
1650時 大島小屋

記録が膨大で報告は後日(続く)

泡滝ダムから大島小屋
山の輪郭は見える
が、月明かりとはいえ足元は暗い
0315時ヘッドライトを点けて駐車場発
ダムサイトからの道は、沢に沿った緩やかな上り
幅広い道も時に狭くなったり、崩壊したところを慎重に進んだりする。
周囲が暗いので、足元に集中、それでも道総体随分傷んでいる。






七ツ滝沢の吊橋をわたるころようやく明るくなり、写真もOKになってきた
この吊橋を渡るといよいよ大島小屋への登り
此処から「以東岳」への登りが始まる。











登って行くと至る所「湧水」
それも柄杓付きだから、「どれ味見」とばかり、休憩が次々












柄杓に汲む水は「冷たい」
汗かいて歩いた身には「甘露、甘露」














水を味わいつつ登ると「大島湖」の湖面が樹間に現れる
歩いていくと「大島小屋」
遥かな高みに「以東岳」が見える










大島小屋から以東岳(続く):7月11日再開

早朝の静かな湖面に山が映り込んで、山行を応援している



















この山が本体じゃなく支脈だから驚く














急登コースの前に心落ち着けと云う贈物なのだろう













尾根に取り付いてみるとそれはそれは「急登」に次ぐ「急登」

















「急登」等に藪が付くともうやけくその頑張りしかない




















振り返って偶に見える湖面が小さく遠くなっていくのがたった一つの慰め
 風が全くないので、汗が滴り落ちるのではなく「汗を浴びて歩く」に近い










今日は昨夕圧力鍋で焚いた「アキホナミ」のお握りを持ってきた
ラップで包んだ「梅干お握り」強めの塩をしてある。
この急登を登る切るにはまず腹ごしらえ、「梅干お握り」を口一杯に頬張る










急登コースの修復工事をする抉れて掘り込まれた登山道を、両手両足で越す。

















灌木が低くなったかと思うと、草原が現れる。
やっと、潅木帯の急登から脱出する。












まだこの時間でも山の上部はガスがかかって、稜線がはっきり見えない。
此処からは花ロードだった
ヒメサユリ










キスゲ














ヨツバシオガマ














リンドウ














ヒメサユリ















花ロードに感動しながら登っているとガスが明けた



























以東小屋が見えた














山頂では再びガス、期待の展望は全くない
これから向かう「寒江山」に続く稜線が、山頂から下に急下降で延びているのが確認できたのみだった










「以東岳(1771.4m)」~「寒江山(1694.9m)」(続く) 7月18日再開

以東岳から下る
ガスが切れたりまた深いガスになったりを繰り返す
そのガスの切れ間に振り返ると、山頂直下の以東岳が稜線にくっきり











しかし、向かう先はガスで見えない














そのガスが、段々切れて、展望が開けてきた
アップダウンの稜線が続いている













その先に「狐穴小屋」の赤い屋根が見えてきた
歩いていく稜線は広い、笹と風化した稜線が交互に出てくる

「狐穴小屋」に泊用の装備を置いてアタック装備だけで「寒江山」に向かう








その前に一準備小屋の前の雪渓に「貴重な一本のビール」を埋める
小屋に戻ったら、グビッとやる














遥か遠くの「月山」を見ながら、「北寒江山」へ登る











「北寒江山」から「寒江山」越しに「大朝日岳」
が遠い













「北寒江山」から、大きく下り登り返すと「寒江山」
朝日山塊のど真ん中












「寒江山」から大朝日岳、見事なものです 















「寒江山」から振り返る「以東岳」、遥か遠くになっています













「寒江山」から見る支脈上の「相模山」、支脈は十字に交わり「天狗角力取山」へと続く












「以東岳」から「寒江山」への稜線は、今が盛りの花ロードだった
キスゲ

























































ヨツバシオガマ














ヒメサユリ
































フウロ




























ハクサンシャクナゲ












 ?













「寒江山」から「以東岳」へ引き返す(続く)(7月19日再開)

北寒江山でスマートフォンを開くと電波あり、天気予報を確認すると降水確率40%
ガスや雨の中を以東岳へ戻りたくない、天気のいい今日中に以東岳の避難小屋へ戻っておきたい
そうと決まれば、埋めたビールを掘り起し再度ザックに詰めて以東岳に向かって引返し開始








天気も良くなったし、稜線を吹き抜ける風は御馳走である
段々と以東岳が今づいてくるのも嬉しい













このゆったり嫋やかな稜線は朝日山塊の秀逸、のんびり歩きたくなる場所である。












振り返る















大朝日岳が遠い













前方に以東岳避難小屋が見えてきた
最後の一登り、登っていると、今朝大島小屋から登ってきた4人パーティーとすれ違いしばし談笑。
大朝日岳経由下山の山中二泊らしい
「寒江山往復ですか」と驚かれてしまった









以東岳山頂に戻ってきた
大朝日岳の山頂が小さく見える。
遥か先だ

 










以東岳から大島小屋へ下る

以東岳山頂帰着1500時、大島小屋まで下るとして直登コース所要時間は2時間、1700時には小屋に着く。
一気に下るか、と云う事で大島小屋への大下り、直登コースを急降下で下る









熊の皮を広げたような大島湖が眼下に直ぐ其処だ












直登コースは一直線の下りです。転げるように下る個所も随所に出てくる。













今朝、汗びっしょりで頑張って登った直登コースも下りはあっという間
東沢に到着












大島湖の縁を大島小屋に向かいながら、以東岳を仰ぐ。今朝は見えなかった山頂がクッキリだった











以東岳避難小屋は、稜線上遥か高くなった














大島小屋は大きい、100人は優に泊まれる小屋である
水も小屋の中に引いてあるしトイレも洋式、いたせりつくせりの綺麗な小屋です
 小屋についてほっと一息、長い一日が終わった










夕暮れがまた一段と綺麗だった

大島小屋には先着一名、あとから一名到着で今夜は三人
お二人は山口県と分かって意気投合、私も加わって山談義が2030時まで続いた
お二人は明日、「以東岳」往復、私は下山後「摩耶山」
小屋の夜は静かだった

2 件のコメント:

  1. おはようごさいます。
    いやいや楽しいとは言えない、何だか修行のような山行きですね。一緒にとても帯同できませんね。笑、当然ですが、、、。
    こちらは台風は避けてくれたので、ほっとしております。他方、かなり暑くなっております。梅雨が本格的だったので、あちこちにカビが、、、。さあ、大掃除だ!

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  2. 台風は接近、雨は降る、気温は上昇、三重苦ですね。こっちはハードな山行が続くので体力の維持に腐心してます。下りては温泉でメンテ、減った体重は「麦酒」と「肉&魚&野菜&乳製品」で戻しています。確かに「修行」に近いというより「修行」かも

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