2013年2月28日木曜日
決して真似をしないでください
2月28日
リフトのおじさんに「どこで寝てるの」と聞かれた。
話題になってたらしい。
「車内泊」
「ゲエー」
「山屋はこんなもんです」
「しっかりしないと凍えるもんな」
厳寒の北海道、車内泊、簡単そうに見えますが、決して真似しないでください。
車内で寝てますが、身に着けてる物すべて冬山、雪山登山の服装、装備です。
冬山でテントを張って寝る、それが今現在は「車内」であるだけです。
厳寒の北海道で車内泊、山屋の私には当り前だけど、北海道人のリフトのおじさんに「ゲエー」と驚かれて、これはやばい、早めに注意勧告です。
「危険です。決して真似しないでください」
0755 定刻、日高駐屯自衛隊さん到着。新人さん大変だろうな。
1000 コース途中のパノラマ小屋で休憩
昨日の疲れが溜まっているのか、ザック担いで滑るので息が上がるのか今日は休憩。
昨夜の新雪でコースはまた新品に蘇りました。
雪予報ですが、こうして太陽が出るのが有難い。
しかし、ほんの僅かな荷を詰めたザックを担いでいるだけなのに、負荷は想像以上です。
空身の重心とザック担いだ重心は確かに違う。
空身は体がある程度立った状態でも重心は安定するけれども、ザック担ぐと膝を折り腰を前傾した状態のみが重心が安定する姿勢である。
空身でうまく両スキーに乗れていたのに、ザック担ぐと全く別物。
こりゃ本気にならないとものになりません。
明日から更にザックの荷を重くして試してみましょう。
午前と午後、スキーを換えて滑った。
此れもまた全く違うもので滑ってると言った方がいい。
短いスキーが滑りやすい斜面がある一方、長くて幅広のスキーが滑りやすい斜面がある。
これが良く理解できない。好奇心の塊なので、これが頭ではっきり理解できないと斜面の滑りは克服できても、納得がいかない。
此処に又一つ新たな解決すべき問題が発生した。
悩みが尽きない。
初めて暖かい朝
2月28日 0530起床 (117/74)
天気 雪
気温 車外-4℃・車内0℃
暖かい朝です。
車内温度0℃。「ヘエー暖かいんだ」と云う感想。
そんな感想が出るようになったんだと一人合点。
湿った雪でこれまでの雪とは違うので除雪時は注意してくださいというアナウンスがされている。
日高国際スキー場もまた新雪で覆われました。
昨日の偵察山行は、日勝峠周辺山の偵察と云うより
我がスキー上達の偵察と言った方が正解かも。
ザック背負って滑るのが今季初、バックカントリーも今季初、北海道の山行も今季初
初尽くしでした。
登りに足を大分使う。その残った足で滑る。様々な雪に対応する。
なかなか大変なことです。
ザック背負って本気でやるしかありません。
しかし、味噌汁飲むとホットするなあー。
つくづく日本人だと思う。
2013年2月27日水曜日
偵察山行(日勝山・1445m)
2月27日
定刻日高自衛隊さん到着。
入れ替わるように日勝峠に向けて出発。
距離34㎞、路面はアスファルト露出。
凍結路面は無かった。
ただし路面は完全に濡れた状態。
1020峠発
大斜面を一直線に山頂を目指します。
晴れているので登路は真っ直ぐです。
5か月ぶりの山行、ザックに何時もの装備を詰め込む。
今日は一眼レフ持参。
貸切で広大な一枚雪面に取りつく。
日勝トンネル日高口左側が駐車場
この駐車場から直接登る。
太陽燦々、暑い、休憩しながらゆっくり、降りけり、周囲を眺めながらあくまでゆっくり。
それでも汗が、途中で一枚上着を脱ぐ。
高度が上がると峠越に十勝平野が見えてきた。
じっと立ち止まってしばらく眺めまわした。なんだか懐かしい。
スキーにシールを付けて登る。
ラッセルはない。締まった雪斜面。
しかし、締まった雪もパウダーも様々なようである。
1200 日勝山山頂。1445m
全周展望。360度。
チロロ岳
戸蔦別岳と日高連峰
北には十勝連峰
5か月ぶりに見る山々は遥かに遠くに霞んでいた。
いよいよ北海道の山旅が始まる。
下る途中取った一眼レフの一枚。
データ量が多く、時間的に一枚が限界。
ごめんなさい、見せられなくて。
斜面はさあー滑りなさいと言ってますが
なかなか。
1230 山頂発
シールを外していざ大雪面へ。
いやいや、こける、倒れる、ひっくり返る。
雪面の変化に全く歯が立ちません。
ターンした途端ガリガリにバランスを崩す。
ギュッとブレーキを掛けたら背のザックの慣性力でつんのめる。
手強いですな。真っ新の雪面は。
空身とザック背負いではバランスのとり方が妙に違うような気がする。
1300車着。
かかった時間はスキーで降りたとは言えません。
普通に5分で降りるのではないかな。
再挑戦を誓いました。
1430 日高国際スキー場着
ザックを背負ってリフト直行。
ザックを背負ってスキーに乗って圧雪された綺麗な斜面を滑る。
成程、空身のスキーとザックを背負ったスキーは違う。
明日はこれだ。
今日はこれで御終い。
温泉直行。
勝手に曲がる
2月27日 0530起床 (134/87)
天気 晴れ
気温 車外-14℃・車内-8℃
師匠曰く「スキーは曲げるんじゃなくって、スキーが勝手に曲がるんです」
「うんっ」となった言葉。
少しそうかとわかってきた。
「フム、フム」と云う段階かな。
今日はスキー場で準備を整えて午前中日勝峠に偵察。
天気がいいので周辺の山と雪を見に行く。
寒いのでつい鍋になる。
これがまた温まるからたまらない。
つみれ汁。出汁がこれまた最高。
昨夜も爆睡だった。
今朝は北海道に渡って初めての味噌汁
やっぱ味噌汁は好いわ。
合う、ピッタシ、この寒い朝に。
0700 早々日高国際スキー場着
流石に誰も居ません。
静かです。
湯けむりがホンワカ上がってます。
2013年2月26日火曜日
負けてる
2月26日
0730 日高国際スキー場に着き、今日のテーマを考える。
大したことではなく「どうしたら両方のスキーに乗れるか」此処を追求中。
0755 定刻、日高自衛隊さん到着。
自衛隊さんは着いたら即、スキーを履いてランニング。早い早い。走り回ってます。
ポールを四角に4本立てて、クロスに走ってさらにクロス。とてもとても只者ではありません。
それを尻目に準備万端
0850 今日も一番にリフトを待ちます。一番乗り。
気持ちよくリフトのお兄さんに送られて今日も真っ先にてっぺんを目指します。
今日は展望はありません。雪雲が低くすぐそこまで迫っています、
ワンサイクルして下りてくるとこんなちっちゃなスキーヤーが滑ってます。
これがまた只者ではありません、思うにきっと歩くより先にスキーを履いたのじゃないかと思います。雪面は砂場と一緒かも知れない、行きたいところ、したいことが思うが儘。
完全に負けてる。とてもかないません。
目線は雪面に引っ付く位接近している。
この目線のスピード感たるや想像することすら怖くなる。
とても敵いません。
スキー場は林間にある。周囲は二次林。
二次林に混在する「松」の緑と雪の白さが見事。
スキー場にこの緑が無かったら殺風景で、寒々として、無機的だろう。
「緑」の正体は何か。
リフトの同級生(ちなみに山屋。材の専門家)に聞いたら
「蝦夷松」(樹皮が割れゴツゴツ)
「トドマツ」(樹皮が滑らか)
ついでに葉を落とした樹皮が縦に細かく割れているのは「シナノキ」
厳しい自然、-20℃を超える厳寒、凍裂すら起こす環境。
よくま此処までとおもう。樹皮の粗さはその結果かもしれない。
コース途中で立ち止まりながら見とれてました。
ちょっと余裕が出てきたか。
スキーを換えて滑る
2月26日 0430起床 (124/87)
天気 曇り
気温 車外-17℃・車内-10℃
相変わらず冷えてます。
相変わらずシュラフの襟元は霜でびっちょりです。
ヒーターを目一杯効かし乾かしてます。
しかしヒーターランプが消えるまで今朝は25分かかりました。
昨日と打って変わって雪雲が空を覆っています。
バックミラーには薄く雪が積もっています。
日勝峠、日高から十勝に越える国道の峠。
この峠付近、手ごろな山が有り、スキー山行が報告されています。
天気狙いで腕試しならぬ脚試しで行きたいので、昨日昼からスキーを換えて滑っています。
幅広一寸長い、ラッセルに都合がいいスキーです。
しかしその分滑りは難しいような気がします。余計なエッジが効いたりした手こずっています。
これを乗りこなさないとパウダーが楽しめそうにもないので今日もこれに乗ります。
昨夜はシャブ肉が売っていないので、豚バラシャブ。
これがまた程よく脂が利いて何とも美味。
ワンパック食っちゃった。
そこへ豆腐を入れて此れも一丁食っちゃった。
爆睡でした。
2013年2月25日月曜日
大展望
2月25日
(今日はこの一枚。国立青少年自然の家の学生さんにauの電波を取られて、写真が入りません。学生さんが起きてない明日早朝狙い。佐賀大学のスキー部に福岡女子大だもの
ピーカン天気の大展望は明日までお預け)
追伸(0609やっと完了。まだみんな寝てるうちにやって成功)
天気はピーカン。
朝日に雪面はキラキラ、空気はキンキンに冷えてます。今日はスキー隣の白樺林もこの通り。
今日も定刻自衛隊さん到着。毎日先にきてる私は何者と思われているかも。
リフト一番乗り、自衛隊さんより先に乗るには10分前にゲート前です。
元気にリフトのお兄さんに挨拶てっぺんへ向かいます。
登って吃驚、大展望。
夕張岳
木の間越しの夕張岳
芦別岳
十勝連峰
チロロ岳
コンパクトデジカメで撮るも満足いかない。
一気に3000mを滑り降り一眼を抱えて再度てっぺんへ。
ワクワクドキドキです。
見える名だたる山は去年全部登っている。
だから余計念入りに一つ一つ眺め、撮る。
リフトのおじさん曰く「今シーズン2回目」
たった二回。はるか奥までの展望。
脱帽の展望です。
此れが一眼で撮った大展望
だから今日はよく滑った。
てっぺんに行けば大展望だから滑っては登り、滑っては登り。
ヘトヘト、ぐったり。
降りてきて靴を脱ぎながら若者に「地元?」と聞いたら
「佐賀大学スキー部です」
「ワッ」
「合宿で2週間」
「ワッ」
「3000m2分くらいかな」
「ワッ」
「50人くらい来てます」
「ワッ、ワッ」
驚きました。
ちなみにオジサンは3000m4分、太腿パンパン、へとへと
温泉直行。
惜しい
2月25日 0430起床 (122/75)
天気 快晴
気温 車外-19.9℃・車内 計測不可
車外に吊るした寒暖計、惜しい。
-20℃に届いていない。もうチョイだった。
最強の寒波襲来だったんだけど。
あと0.1℃。惜しかったなー。
昨日は午後から温泉休養。
1500には乾杯だった。
湯豆腐、しゃぶしゃぶの予定だったんだけど
コンビニでチリペッパーチキンに手が伸びて
コンビニツマミになった。
油を使わないので唐揚げは久しぶり。
十勝ワイン「ロゼ」とともに頂きました。
今日は太陽が出そうなので昨日ほどは冷え込まないでしょう。
それにしても写真を撮ると世間も、スキー場も青白く、寒波、低温が写っているようだ。
今日はがっつり滑る。
両足でスキーにしっかり乗って「まっつぐ」を目指す。
2013年2月24日日曜日
ワンサイクル
2月24日
0910発
1050終了
兎に角寒かった。
日曜日で家族連れが沢山。
なんだか日高スキー連盟の「バッジテスト」もあるらしい。
受け付けは2階とか言ってた。
バッジテスト「級別試験」でしょう。ジュニアが一杯だった。
私などから見れば滑りは一級品なので、どこをどう見て判断するんでしょう。
てっぺんリフトで-13℃。
滑るにつれてだんだん冷えてきて最後には足、手の指先がじんじん。
下まで降りてちょっと休憩。
再度上がってワンサイクル完結と思いきや
てっぺんリフトのおじさんに「すぐ下の小屋はストーブで暖かいよ」
てっぺんリフト乗り場下に「山小屋」が立ってる。
20年くらい前はレストランもあったらしい。
今は避難小屋兼休憩小屋らしい。
早速温まりに。
お兄さん達、御嬢さん達が休憩中。
小屋から写真をパチパチ。
なかなかの景色。
今度昼飯を持って此処で休憩しよう。
心身ともにリラックスして、午後の滑りにつながるかも知れない。
一旦温まると、外に出た時の寒さは一段と堪える。
とんでもない寒さだ。
今日はワンサイクルで終わり。
これ以上滑ったら凍る。
今日は参った。
温泉直行。
あと1℃だった
2月24日 0500 (122/79)
天気 曇り
気温 0200 -19℃(アメダス) 車内計測不可
0700 -15.2℃
深夜2330 時計の温度計で車内温度を表示したところ---表示
マイナス計測限界を超えた?
原因不明、再度調査しましょう。
0200 -19℃アメダス もうちょっとだった。
流石にこの気温になると、車内に張った内貼りが凍り付いている。
シュラフカバーが内張りと凍って引っ付いている。
成程これかと納得。
顔を出して寝ていると、冷たく感じるところが1か所ある。「額」
なぜだか妙に冷たくなる。結局シュラフを被って「額」を覆う。
0755自衛隊さん到着
その他はまだ誰も居ません。
昨夜はジンギスカン。当然車内版。味付けジンギス。
焼いた後セッセセッセと急いで食べないとすぐ冷たくなって油が白くなってくる。
この辺りが寒い所で食べるむつかしさ。
作る、飲む、食べる、楽しむ、味わうが一緒に出来ないと暮せない。
雪面は太陽が出ていると凸凹、傾斜、抉れ等よく見える。
ところが太陽が雲に隠れた瞬間、何処も白一色になって雪面の詳細な状況が分からなくなる。
此処が素人の悲しさ、スピードダウン、ストップ。そしてやおらゆっくり滑り始める。
慣れた方々は、そんなもん関係ない。ビュンビュン。
その差は何故なのか分からない。
私の目が見えないだけかもしれない。
今の空模様じゃ太陽は無理かも。
となると「今日のテーマ」
悩むな。
スキーに乗ってから決めよう。
登録:
投稿 (Atom)