やっぱり大嵐

3月21日
あれだけの除雪、凍結、圧雪路面は、今や跡形もないアスファルト路面。
一日でここまで回復するのかと化かされたようだ。
今朝、車は雪まみれ、路面は見えず、暗い内から除雪車が走り回っていた。
除雪作業は、北海道冬の経済活動の全てを支えていることが良く分かる。
道民の活動が始まる時点で既に道路は除雪され準備が整っている。
これなしには何も始まらないことが、ここ一か月ではっきりと理解できる。



さらに、住民の皆さんも、0500時点から自宅の雪撥ねを始めている。
今夜雪が降るかどうか、明日は雪が降るかどうかが重大な関心事であることが痛いほどわかるようになった。
山の状況を見ようと斜里市街に出ると、農家はトラクターで除雪、市街地では奥さんがプラスコップで除雪、国土地理院の地図を買いに書店に行くと後継者がずっと広い駐車場を除雪していた。
皆さん総出の除雪作業である。
やっぱり昨夜は大嵐だった。
そして一日中零度以下、風は強いし寒い。
日高は風が無く体感的寒さはなかったように思うけれども、ここ斜里は－5℃だけれど体感温度はそれに数倍寒いし冷たく感じる。風のなせる技だろう。

今日は行くところもないのでJR知床斜里駅を訪問した。
釧路から斜里、網走経由札幌までの線路だった。
釧路発斜里、網走経由札幌まで乗り継ぎ待ち時間を含めて所要時間8時間の時刻表だった。
その広さ、空間を時間で埋めることの難しさを感じる時刻表だった。