2013年3月5日火曜日

夢のような体験


3月5日
天気は曇り、晴れを予想していたら見事に裏切られた。
この気温では白樺並木には白い花は咲きません。










一番に並んでリフトに乗っててっぺんに行くうちに雪の本降り。
降る、降る。
曇りと云う表現より、雪雲で太陽が隠れていると言った方が正解かもしれない。
うすぼんやりと天に明るいものが見える、太陽だろうぐらいの薄ボンヤリ。








そんな雪の中をリフトに乗って登っているとき、
微風、リフトと並走の微風。
当然雪も微風に乗って降ってる。
この降ってるが表現し難い体験を生んだ。
正確には、雪が横に降ってる、あるいは微風に水平に流されているだろう。
この微風がリフトと同じ速さだからこんな体験になった。






リフトに乗ってる自分の周りを雪が舞う、同じ雪粒、雪片が数秒間、体の周囲を漂う。
何となく雪片を見てる自分が、一つの雪片を追ってることに気付く。
その雪片は、落ちるかと思えば不意に上昇水平にふわふわ漂う、自分に近づくように漂ったかと思えば遠ざかる、とまた上昇消える。
別の雪片に目をやると、また変幻自在な動きを目の前でみせる。
目で雪片を追ってるうちに、雪片と一緒に空中に浮遊している。
自分の重さを感じない。
確かに浮遊感である。
浮遊していると思った瞬間、ふっと我に返ったような気がする。
夢のような体験だった。
雪片にこんな魔力が潜んでいるとは大発見だった。
なんだか得したみたいな気持ちだ。
二度と見れないような気がする。




それもこれも、こんな積乱雲が運んできてくれたのかもしれない。





2 件のコメント:

  1. おはようございます。それって風が強くって雪が舞っているんじゃないんですか?
    危なくないですか?

    確かに幻想的かもしれませんが、危険な日だったのでは?と想像します。違いますか?

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  2. 微風です。危なくありません。
    が、もしこの幻想に子供が出会うと、その雪片を追ってリフトの手を放しついて行こうとするかもしれない。こっちの方が危ない。リフトから落ちるぞ。
    それほどの体験だった。

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